文化構想学部シラバス2021
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成績評価方法試験0%実施しません。レポート40%第15回授業日に提出する期末レポート(文字数:2000字以上)で評価します。平常点30%出席状況および授業への貢献度を評価します。※欠席状況によって成績評価の対象にならない場合もあります。その他30%口頭発表と各回のコメントシートで評価します。備考・関連URL・履修予定者は、初回授業に必ず参加してください。・個別相談希望者(授業に関する内容のみ)は、初回授業で示す講師のメールアドレスへ事前に連絡してください。・口頭発表およびレポートの内容に剽窃が認められた場合は、成績評価の対象から除外します。・授業中に他の履修者の学習を妨げる者がいた場合、退室を求めることがあります。科目名表象・メディア論系演習(表象文化の政治経済学1)食べることの哲学担当者名伊藤潤一郎表象2単位春学期月曜日4時限2年以上―――授業概要人間は毎日何かを食べないと生きていけません。食べることは生命を維持するためのもっとも根本的な事柄ですが、よく考えてみると不思議なことがたくさんあります。生きていくために必要な栄養が摂取できれば十分なはずなのに、なぜひとはおいしさやおしゃれを求めるのでしょうか。あるいは、なぜこうも必要以上に食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまうのでしょうか。なぜ牛や豚を食べるのに、ペットの犬や猫は食べないのでしょうか。そもそも、なぜ人間同士は基本的に共食いをしないのでしょうか。疑問は尽きません。この演習では、私たちが毎日繰り返していながら多くの謎に包まれている食べることについて考えます。とはいえ、何の手がかりもないところから考え始めることはできないので、授業の前半では分析のための道具としていくつかの理論を紹介し、それが食べることとどのように関係しているかを教員が講義形式で紹介します。具体的には、ジョルジュ・バタイユの全般経済学、ジャック・デリダの動物論、ミシェル・フーコーの生権力論など、主に現代フランスの哲学者・思想家の議論を扱う予定です。授業の後半では、前半で学んだ哲学者たちの理論を作品分析に応用するとともに、食べることについての理論の一端を自分たち自身の手によって作り出すことを試みます。食べることに関する哲学者たちの議論にはまだ不十分な点が多く、近年発表されている食べることを主題とした作品が提起している問題を十分に理論化できていません。そこで、こうした作品において食べることがいかに表象されているかを受講者のみなさんに分析し発表してもらい、食べることとそれにまつわる文化についての理解を深めることを目指します。どのような作品を扱うかは初回の授業で受講者のみなさんと相談したうえで決めます(昨年度は、生命式、東京喰種、約束のネバーランド、へびのみこんだなにのみこんだ?、まわるよる、孤独のグルメ、アンパンマンを扱いました)。個人発表かグループ発表かは受講者数によります。授業の到達目標・食べることにまつわる現代哲学の理論を理解する。・食べることを主題とする作品を自分の力で分析できるようになる。成績評価方法試験0%レポート50%期末にレポートを提出してもらいます。詳細は授業内で指示します。平常点50%講義の回のリアクションペーパー、発表の内容、ディスカッションに参加する積極性によって評価します。その他0%備考・関連URL受講者の興味関心によって授業内容を変更する可能性があります。期末レポートに関しては、WasedaMoodleから希望者にコメントをフィードバックする予定です。科目名表象・メディア論系演習(映画文化論1)担当者名川崎佳哉表象2単位秋学期金曜日5時限2年以上―――授業概要(本授業は、教室での対面授業を予定しています)映画は一般的に集団で製作され、集団で受容されるマス・メディアとして認識されています。しかし他方で、映画作品を作り手(=監督)の個人的な表現として捉える見方も存在してきました。映画がある意味でパーソナルなメディアであるとするこのような考え方は、とりわけフランスで作家主義が唱えられて以降、世界中で広く共有されるものとなりました。また、映画を見る側も集団的というよりもパーソナルに作品と向き合うようになっていったことは、映画館から家庭用のVHSへという受容形態の変化からも明らかでしょう。この演習では、映画史におけるそうした歴史的変化を踏まえつつ、映画をパーソナルなメディアとして考える意義を具体的な映画作品に探っていきます。基本的には、担当教員が取り上げる映画作品とそれに関連する文献を提示するので、それらを紹介・分析する発表を担当者もしくはグループに行ってもらいます。取り上げる予定の映画は、アルフレッド・ヒッチコック(古典的な映画)からウェス・アンダーソン(ポスト古典的な映画)に至るまで、映画作家としてしばしば考えられてきた映画監督たちの作品ですが、具体的な映画作品に関しては、受講生からの提案を聞きつつ決めたいと考えています。授業の到達目標映画作品の良し悪しとは異なる観点から映画というメディアについて考えるための思考力を養う。成績評価方法試験0%レポート50%授業内容を踏まえた上で、論理性のあるレポートを書けているかを判断します。専門演習―446―

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