文化構想学部シラバス2021
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ュアルカルチャーのなかから見いだし、これを手がかりとして問題を考察してもてもらいます。すなわち、ここでの一つのねらいは、テキストだではなく、視覚的図像から何かを考察する手法を学んでもらうことにあります。またその成果を、図像を使ったパワーポイントにまとめ、発表してもらいます。ほかの受講生がとりあげたテーマについて積極的に意見を述べ問題を共有することで、つねに大きな視点で日本と世界の関係を捉えられる問題意識をもてるようになることを目標とします。成績評価方法発表内容、課題などをもって総合的に評価します。科目名複合文化論系演習(アートコミュニケーション)担当者名宮崎薫他/伊藤悠複合2単位秋学期火曜日4時限2年以上―――授業概要本演習では、アートを介した新たな関係性や創造的なコミュニケーションについて共に考えます。人と作品、人と作家、人と人、人と地域、人と社会といったアートを介して生まれるさまざまな関係性を探ります。キュレーターやギャラリスト、作家等、アートの最前線の方とも交流します。本演習は、ディプロマポリシーの中の多様な文化・価値観の交流を育むに対応し、文化研究の方法を実践的に学び、専門研究に取り組むための基礎的な能力を養います。授業の到達目標この演習での議論や発表を通じて、参加者自身がアートに対する理解を深め、その結果を言語化し表現する力が高まることを目指します。アートを切り口に、学問の広がりを体験し、自らの独創的な研究を構想するための視野を得ることを目標とします。成績評価方法試験0%‐‐‐レポート0%‐‐‐平常点100%授業の各単元終了後にコメントや感想を書いてもらい、その評価を集積して総合的に成績を判断します。その際、授業内容の理解度、自己の見解の有無、記述の的確さ等を評価基準とします。また、課題の発表、出席状況、議論への参加度等も考慮します。その他0%‐‐‐備考・関連URLゲスト等の招聘、履修者の要望により、授業計画を変更する場合があります。科目名複合文化論系演習(聴覚文化論)担当者名久保田翠複合2単位秋学期月曜日6時限2年以上―――授業概要クラシック音楽・実験音楽の成り立ちを、理論と実践の両面から学ぶ。代表的な音楽作品をいくつか取り上げ、それらの仕組みについて検討する。全15回の授業のうち、前半は音楽史を概観しながら講義を行う。授業後半はそれを踏まえて各受講生とパフォーマンス作品を実演するとともに、各受講生による作品発表を行う。授業の到達目標授業内で扱った各種手法を理解し、作品に慣れ親しむとともに、最終的に受講生自身で作品制作およびその発表を行うことを目標とする。作品発表においては必ずしも音楽に限定せず、各受講生の任意の芸術分野の作品でよい。受講生に音楽経験は必須ではないが、授業内容を受けつつ自分なりの仕方でアウトプットしようとする創造的意志があることが求められる。成績評価方法試験0%試験は実施しない。レポート0%レポートは実施しない。平常点60%授業に対する貢献度およびレスポンスの内容によって評価する。その他40%実演への参加度・貢献度、および自作品とその発表内容によって評価する。備考・関連URL無断で4回以上欠席した者には単位を発給しないので注意すること。科目名複合文化論系演習(英米哲学への導入)ラッセルの哲学入門を読む担当者名伊藤遼複合2単位春学期月曜日2時限2年以上―――授業概要現在英語圏を中心に行われている哲学の営みである分析哲学の創始者の一人、ラッセル(BertrandRussell)による入門書哲学入門(原題:TheProblemsofPhilosophy)を輪読形式で読むことを通じて、伝統的な哲学の諸問題を学び、また、それら対する彼の考えを批判的に考察する。前提知識が必要となる箇所については適宜説明を行う。授業の到達目標・哲学の伝統的諸問題を理解する。・それらの問題に対するラッセルの考えとその問題点を理解する。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%担当するレジュメとディスカッションへの貢献によって評価する。その他0%専門演習―444―

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