文化構想学部シラバス2021
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平常点50%各自の発表:30%ディスカッションでの参加:20%その他0%備考・関連URLNB!上は、主要なテーマを紹介したのだが、学生の発表の数によって、多少の変化もありうる。科目名複合文化論系演習(集合的アイデンティティ論)グローバル現代社会論担当者名山田真茂留複合2単位春学期木曜日2時限2年以上―――授業概要個人主義化、個人化の進展する現代社会では、個人のアイデンティティも集合的なアイデンティティもさまざまなゆらぎをきたしている。またその反動として、エスニック文化やナショナリズムへの志向も強く見られるようになった。そしてそうした傾向は、グローバル化が進めば進むほど顕著なものとなってくる。そこでこの演習では、指定するテキストを講読・検討しながら、このグローバル時代にあたって眼前に広がる多様で流動的な現代社会のありようを深く見据え、さらに今日的なアイデンティティをめぐる諸問題にもアプローチしていきたい。用いるテキストはグローバル現代社会論(担当教員編、文真堂刊、2600円+税)で、これは参加者全員必携となる。各回は、担当となった章の要約ならびに独自の探究の結果を小グループで発表してもらう予定。また各発表の回には、必ず討論者群を付けることとする。刺激的な発表ならびに活発な討議が期待される。科目の性質上、毎回の演習への出席ならびに主体的な探究姿勢が肝要になる。(上述のように教科書を使用することになりますので、その点承知しておいてください。)授業の到達目標グローバル社会における集合的アイデンティティ現象の豊かさに触れること、グローバル化に関連する主要なトピックを見極めること、社会学をはじめとする学術的な探究法に馴れ親しむこと、学際的なアプローチの仕方の基礎を身につけること、グローバル化の進む現代社会の諸問題に対して独自の視点からアプローチできるようになること。成績評価方法演習への参加状況を総合的に勘案して評価する。なお通常の発表の他にレポートを提出してもらう可能性もある。科目名複合文化論系演習(視覚文化論)文化の表出としての現代アート担当者名利根川由奈複合2単位秋学期木曜日6時限2年以上―――授業概要村上隆の《マイロンサムカウボーイ》は、一見アニメのフィギュアのようですが、なぜアートと呼ばれるのでしょうか。また、作家がこの像を作ったわけでもなく、目が大きくデフォルメされた少年のモチーフも、一見アートのようには見えません。この《マイロンサムカウボーイ》のように、一般的に20世紀以降の現代アートは、理解ができない、難しい、美しくない、という印象で捉えられることが多いですが、作品制作の同時代的背景や美術の文脈を知ると、作品の面白さや重要性、提起する問題がよくわかります。この授業では、現代アートを同時代の文化の表出と捉え、現代アートの投げかける問いについて。作品のキーワードとともに考えていきます。授業の到達目標次の3点を到達目標とする。①現代アートが、同時代の社会背景や文化と関わりながら発展してきた歴史と過程を知ること。②文化の表出としての現代アートについて考え、美術作品を批判的に分析する方法と能力を身につけること。③他の受講者の意見を聞き、自分とは違う視点や考え方を学び、自分の考えを発展させていく能力を身につけること。成績評価方法試験0%なしレポート40%平常点60%授業内発表:40%、コメントシート20%その他0%なし科目名複合文化論系演習(現代文化研究)担当者名高橋透複合2単位秋学期金曜日2時限2年以上――4授業概要基本的に受講生の興味関心に基づいて発表をしてもらいます。テーマは、複合文化系にかかわるものであれば、各自、自由に設定してください。なお、実施方法は備考欄を確認すること。授業の到達目標各自の研究テーマについて説得力のあるプレゼンをおこなうことができるようになること成績評価方法試験0%なしレポート50%授業で各自が発表した内容を仕上げてレポートを作成してください平常点50%授業での発表その他0%なし専門演習―441―

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