文化構想学部シラバス2021
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科目名複合文化論系演習(ジェンダー人類学)ジェンダーに関する通文化的な比較研究担当者名國弘暁子複合2単位春学期月曜日5時限2年以上―――授業概要この演習授業では、人類学的フィールドワークに基づいたジェンダーに関する英論文を読み、その内容についてのデスカッションを毎回行う。人類学におけるジェンダー研究の射程を把握し、さらに、それら研究が現代社会を生きる我々にとって、いかに重要なのかについて共に考えることを目的とする。履修者は各回で扱う英論文を事前に読み込み、授業での質疑応答を通じて論文内容の理解を深め、さらにディスカッションに参加することが求められる。授業の到達目標この授業の到達目標は、人類学におけるジェンダー研究の動向について学ぶことだけなく、英語で書かれたものを日本語に翻訳する作業を通じて、ゼミ論・卒論執筆で必要となる文章力を鍛えることも目標としている。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点50%ディスカッションへの参加度その他50%各回の授業内容に関する課題の提出備考・関連URL履修者の関心や議論の方向性に応じて、各回の授業で扱う論文を適宜入れ替えます。科目名複合文化論系演習(グローバリゼーションと人間の経済)担当者名箕曲在弘複合2単位秋学期木曜日2時限2年以上―――授業概要本演習の目的は、経済人類学の基本的な視座を学ぶことにある。現代社会における経済システムは、すでに限界を迎えていると言われています。経済人類学では市場経済や資本主義の問題に対して人間の経済という概念を軸に考察してきました。本演習では、新たな経済の仕組みを構想するための基本的な作業として、人間の経済や贈与の概念のアクチュアリティについて検討します。授業の前半では基本文献を輪読し、後半は班ごとの発表とします。贈与-交換、市場交換、負債/負い目といった基本概念を用いて、班ごとに取り上げた現象を分析してもらいます。班ごとに取り上げるテーマとしては、シェアエコノミー、ファーマーズマーケット、仮想通貨など、新たな経済現象に着目したいと考えています。授業の到達目標1.経済人類学の視角や概念を理解すること。2.経済人類学の視角や概念を用いて、現代社会の諸現象を批判的に分析できるようになること。成績評価方法試験0%試験はしません。レポート40%班ごとに提出してもらったレポートを対象とします。平常点60%文献報告の内容、班ごとに定めたテーマに関する報告、およびそれに関連するディスカッションを対象とします。その他0%特になし。科目名複合文化論系演習(植民地主義と人類学)ポストコロニアル研究担当者名國弘暁子複合2単位秋学期月曜日5時限2年以上―――授業概要この演習授業では、ポストコロニアル研究のショートエッセイ(英文)を読んで、エッセイの内容理解を深めるためのデスカッションを毎回行う。ポストコロニアル研究の射程を把握し、さらに、それらが現代社会を生きる我々にとってどのような意義をもたらすのかを共に考えることを目的とする。履修者は複数の英文エッセイを事前に読み込んで、授業での質疑応答を通じてエッセイの内容理解を深め、さらにディスカッションに参加することが求められる。授業の到達目標この授業の到達目標は、ポストコロニアル研究の動向について学ぶことだけなく、英語で書かれたものを日本語に翻訳する作業を通じて、ゼミ論・卒論執筆で必要となる文章力を鍛えることも目標としている。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点50%ディスカッションへの参加度を重視します。その他50%各回の授業内容に関する課題の提出。備考・関連URL各回の授業で扱うエッセイについては授業の進行具合に応じて適宜入れ替えます。専門演習―432―

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