文化構想学部シラバス2021
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平常点60%単語テスト、課題の提出、出席その他0%なし備考・関連URL受講者の語学のレベル・関心に応じて、上記内容は変更される可能性があります。ただし、授業概要にも記してあるように、本授業で対象とするのは、基本的には、必修外国語科目としての1年生ロシア語を終えた学生、あるいはそのレベルのロシア語基礎文法を修得している学生です。授業はあくまでこのレベルに設定するので、それ以上の実力のある学生にとって生産的な効果が得られるとは思いません(もちろん、制度的には履修可能ですが)。その点はよく考えて、履修するようにしてください。科目名ロシア語力を磨く5(上級講読)現代ロシアを読む担当者名上田洋子露語2単位秋学期月曜日2時限2年以上―合併科目4授業概要ロシア語力を着実に高めたい人向けの授業です。文章を読んで意味が取れるだけでなく、その内容をしっかり把握し、それについて自分の言葉で考えられるようになることを目指します。現代ロシアを捉えようとするとき、わたしたちは何を読めばよいのでしょうか。ネット時代になって文学や言語は多様化し、また、その社会における位置も変わってきているように思います。この授業では現代の思想家、エッセイスト、ジャーナリスト、劇作家、作家らの文章を精読します。また、インターネット上で公開されている現代ロシアを考えるためのプロジェクトなども紹介し、それらを読んだり視聴したりする機会を設けます。ソ連崩壊後、あらたなアイデンティティを模索し続けてきたロシアですが、現在は保守化が進み、伝統の賛美や歴史への興味が高まっています。文学でも歴史や家族史のジャンルが人気です。他方、たとえばウラジオストクのアフチェンコら、モスクワ・ペテルブルク以外の土地を基盤にする文学・芸術も広がりを見せています。文学のみならず、各地で土地に根付いたクリエイターや活動家が生まれ、特色のある国際芸術祭や演劇祭などが開催されるようになりました。さらに、youtubeなどを利用し、ロシアの問題を脱モスクワ・ペテルブルクの視点から語るオルタナティブのジャーナリズムも現れてきています。現在ロシアでもっとも人気があるとされている作家のひとりであるプリレーピンはニージニー・ノヴゴロドを拠点とし、志願してウクライナ東部戦線で従軍し、その体験に基づいた作品を書いています。他方、ベラルーシのアレクシエヴィチやウクライナのクルコフ、それに劇作家ではベラルーシのプリャシコやリトアニアのイワシケヴィチュースのような、旧ソ連圏でロシア語で発信している/最近まで発信していた作家もいます。ロシア語を使って、わたしたちは世界のどんな動きを読みとることができるのでしょうか。テクストを読みながら考えていきたいと思います。*この授業は、全回、リアルタイム配信型授業で実施する予定です。授業の到達目標ロシア語のテクストを読みながら、論理や思考の流れを正確に追えるようになることが目標です。成績評価方法試験0%試験はレポートになります。レポート50%ロシア語が読めるか、日本語にできるか、内容を理解しているかの3点を確認します。平常点50%予習をやってきているか、これまでに学んだことを理解しているかを確認します。その他0%なし科目名ロシア語で表現する7(スピーチ)担当者名岡野エレナ露語2単位春学期木曜日2時限2年以上―合併科目4授業概要ロシア語の基礎と基本ロシア語会話を学んだ学生を対象に、会話力のいっそうの向上を図るとともにスピーチの基本となる能力の向上を目指す。授業は、毎回配布するロシア語のプリント、絵などを用いて行う。そしてロシア語の読解力を向上させ、絵を見てロシア語で作文することにより作文力を付け、それらの力を用いて会話練習を実施し、会話力を向上させる。毎回話題を変えて授業を行うので、ロシアに関する知識が増えるとともに、使用できる単語数も確実に増加していく。このような授業を繰り返すことにより、作文スキルと会話スキルを高めていく。*この授業は、全回、リアルタイム配信型授業で実施する予定です。授業の到達目標ロシアでの日常生活やロシアの事物に関係する分野を話題として、会話力を高めるとともに作文力も高め、スピーチの基本技術の習得を目指す。成績評価方法試験50%設問に対する適切度で評価。暗記力でなく、表現力、自由な発想力のある解答を期待。レポート0%レポートは無し。平常点50%出席状況、宿題の提出状況、授業中の活動状況で評価。受け身でなく、積極的で活発な授業参加を期待。その他0%その他、特に評価に関係する事項は無し。備考・関連URL特になし選択外国語―357―

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