文化構想学部シラバス2021
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現されてきた。日本人になじみの深い仏典も、その多くはサンスクリットで伝えられてきた。その一方で、インドでは古代からサンスクリット以外の言語も使用されており、インド思想や文化全体を考える場合にはサンスクリット以外の言語も視野に入れる必要がある。このクラスでは、まずは、こうしたサンスクリットとその他のインド諸語の関係、および、それらの言語とインドの諸思想の関係を見る。その上で、これらの言語により展開されてきたインド思想の一端を紹介する。講座の前半では、仏典及びヒンドゥー教聖典をいくつか取り上げ、その和訳を講読する。仏教の中における異なった考え方や、仏教とヒンドゥー教の世界観の違いを、実際にテキストを読むことを通して発見し、思想史の大まかな流れをつかむことを目指す。講座の後半では、前半の文献講読の中に出てきた考え方を踏まえ、歴史的な位置関係を確認しながらインド思想の特色を解説する。なお、サンスクリット語については、必要に応じて適宜単語等を説明するにとどめる。授業の到達目標サンスクリット語のインド文化における位置付けについて理解する。インド古代思想史の大まかな流れを把握し、バラモン教、仏教、ヒンドゥー教それぞれの特徴的な考え方について理解を深める。成績評価方法試験0%試験は行わないレポート70%講義で得た知識を踏まえ、いかに自身の言葉で与えられた課題について論ずることができるかどうか(内容と提出日は追って指示します)平常点30%授業への取り組みかたその他0%特になし備考・関連URL林・野武の両教員とも、状況に急な変化がない限り、対面で授業を行う。科目名アラビア語から学ぶアラブ文化1担当者名冨永正人共通4単位春学期水5時限金4時限1年以上―合併科目―授業概要自分について語るために必要な現代標準アラビア語(フスハー)の基本表現を身につけていくと同時に、アラビア語を話す人々や地域、文化について学びます。授業の到達目標1.アラビア文字を読み、書くことができる。2.自分紹介など個人的な情報について、簡単なやり取りができる。(CEFRのA1レベル)3.アラビア語が話されている地域や文化に関する知識と関心を高める。成績評価方法試験40%春学期に学んだことを活かして、自分についてアラビア語で発表。評価は、発表原稿を作る際のアラビア語作文と、発表の際のアラビア語の表現力(正確さ、流暢さ、聞き手への配慮)、プレゼンテーション能力などに基づいて行う。レポート20%自分の身の回りからアラビア語やアラブ文化を見つけて、簡潔で魅了的なレポートにまとめる。アラビア語学習によって得た新たな視点や知識と、自らの経験や知識を結びつけ、独自の視点を提示できているレポートを高く評価。平常点10%毎回の授業への出席や取り組みで評価。その他30%授業で使用する音声教材の音読の習熟度で評価。評価は、正確さ、流暢さ、聞き手への配慮などの基準で行う。科目名アラビア語から学ぶアラブ文化2担当者名冨永正人共通4単位秋学期水5時限金4時限1年以上―合併科目―授業概要自分について語るために必要な現代標準アラビア語(フスハー)の基本表現を身につけていくと同時に、アラビア語を話す人々や地域、文化について学びます授業の到達目標1.アラビア文字を読み、書くことができる。2.自分紹介など個人的な情報について、簡単なやり取りができる。(CEFRのA1レベル)3.アラビア語が話されている地域や文化に関する知識と関心を高める。成績評価方法試験40%春学期に学んだことを活かして、自分についてアラビア語で発表。評価は、発表原稿を作る際のアラビア語作文と、発表の際のアラビア語の表現力(正確さ、流暢さ、聞き手への配慮)、プレゼンテーション能力などに基づいて行う。レポート20%自分の身の回りからアラビア語やアラブ文化を見つけて、簡潔で魅了的なレポートにまとめる。アラビア語学習によって得た新たな視点や知識と、自らの経験や知識を結びつけ、独自の視点を提示できているレポートを高く評価。平常点10%毎回の授業への出席や取り組みで評価。その他30%授業で使用する音声教材の音読の習熟度で評価。評価は、正確さ、流暢さ、聞き手への配慮などの基準で行う。備考・関連URL授業計画に関しては、春学期のアラビア語から学ぶアラブ文化1と違いはありませんが、春学期とは違うダイアログや文化紹介も多数用意してあります。また、より高度なアラビア語能力の習得のための文法指導なども希望に応じて行いますので、春学期から引き続き履修の方も、秋学期からの新規履修の方も歓迎しています。講義―38―

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