文化構想学部シラバス2021
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入試対策と作品講読の時間的配分や、授業で取上げる大学院過去問題あるいは作品など、学期の初めに参加者の意見を聞いて詳しいことを決めるつもりです。授業の到達目標大学院入学試験におけるフランス語の問題やある程度まとまりのあるフランス語の文章を読んで、大体の内容を理解し、日本語に訳すことができるようになること。成績評価方法試験50%学期末の記述試験の内容が評価対象。レポート0%レポートは実施しません。平常点50%出席状況と予習の状況が評価対象。その他0%特にありません。備考・関連URLオンライン授業は、資料提示・オンデマンド・リアルタイム配信を使って行います。なお、毎回全員に講読参加をお願いするので、受講中は静かな環境を確保してください。科目名フランス語を読む6(文学1)担当者名福山智仏語2単位秋学期水曜日5時限2年以上―合併科目4授業概要前期(春期)での自信や興味を糧に、後期はより多くのフランス語を読むことを目指します(とはいえ、後期(秋期)からの履修でもまったく問題ありません)。散文詩や小説作品を中心に徐々に難易度の高いテクストへとステップ・アップしていきましょう。名文の誉れ高い作品や、原文で読んでこそ魅力が伝わる文章を取り上げます。時には作品が引用されている映画、映像にも時間が許す限り目を通す予定です。当講義はテクストのつまみぐいのようなものです。フランス語力を培うのみならず、今後の個人的な興味や研究対象を選ぶヒントになるよう期待しています。対象は、フランス語初級文法を修めた学生となります。またオープン科目でもあります。文学作品を読むことに垣根は有りません。他学部からの受講生もおおいに歓迎します。カリキュラムはあくまでも目安です(授業計画は2019年度後期に実際取り上げたテクストを挙げておきます)。というのも、一部、受講者からのリクエストを優先してテクストを選定しているからです。あくまでも一部なので、全員のリクエストにこたえることはできませんが、どしどし読みたいテクストを提案してください。フランス人による作品ではないもの、フランス語訳作品を読むこともやぶさかではありません。ただし、アゴタ・クリストフ文盲、サガン悲しみよこんにちは、カミュ異邦人、フローベールは必ず取り上げる予定です(フローベールに関しては、具体的に作品や箇所のリクエストがあるのなら歓迎します)。試験は期末に教場試験を行います。辞書持ち込み可。半分は授業で扱ったプリントから、残りの半分は実力テストで和訳形式です。授業の到達目標フランス語を読むことに喜びを感じること。語学力のみならず、フランスの文化、ひいてはヨーロッパ全体の文化や歴史への興味を抱くこと。成績評価方法試験0%特になしレポート0%特になし平常点30%授業における積極性その他70%課題備考・関連URL2020年9月19日追記:授業はオンライン(ライブ)でおこなう。科目名フランス語を読む7(哲学)哲学書のフランス語に慣れる担当者名立花史仏語2単位秋学期火曜日6時限2年以上―合併科目4授業概要思想・哲学系のフランス語文献を読んでゆきます。春、秋ともに、それぞれ哲学者のテクストの抜粋(1〜2つ)を読みます。そのつど、新たな哲学者のテクストに入るときには、可能な範囲で、こちらから哲学者の簡単な解説もおこないます。※ただし登録者や講師の問題関心によっては美学・社会学・分析哲学に関わるテクストや哲学的な文学テクストを扱う場合もあります。論述文によく出てくる語彙や熟語、文構造というものがあります。それらを少しずつ身につけてゆくと、文面から徐々に意味が汲み取れるようになります。それまでの間、辞書を片手に、フランス語の文章と根気よく向き合える登録者がのぞましいと考えています。なるべく平易なテクストを選ぶつもりですが、哲学という縛りがあるので、どうしてもテクストのレヴェルは中級以上になります。中級者を主な対象としていますが、学部生から院生まで、学年や所属は幅広く歓迎します。準備・環境がととのえば、視聴覚教材も利用したいと思います。授業の到達目標本講座の到達目標は、哲学書に出てくるフランス語に慣れることです。単に辞書を引くだけでなく、独特の語彙、熟語、文構造をなるべく習得するように心がけてください。もちろん本講座は、フランス語圏の思想・哲学に関する教養を深め、さまざまなテーマに関して自主的に考える機会を提供する場となることも目指しています。(ただし哲学や思想そのものを専門的に講ずる授業ではないのであしからず。)選択外国語―315―

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