文化構想学部シラバス2021
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科目名中級ギリシャ語1古典ギリシャ語散文の基礎講読担当者名兼利琢也共通2単位秋学期金曜日5時限1年以上―合併科目―授業概要秋学期の中級ギリシャ語1は、戸山キャンパス設置科目の週2回の初級ギリシャ語(速習)または週1の初級ギリシャ語12を履修したか、以前に何らかの形でギリシャ語の初級文法を学んだ人を対象に、実際の文章に直接当たることで読解力を養成することを念頭に置いています。講読なので文法の大枠を理解していることを前提にしますが、多くの人はまだ始めて3か月です(し夏の休止があります)から、基礎知識の説明と復習は常に繰り返します。平易な散文で読む意義の大きな古典を(可能であれば比較的速めに)読んで読解力を鍛えたいと思います。今年はプラトン饗宴からの抜粋を読む予定です(場合によっては別のものに変更するかもしれませんが)。これは文学の香り高い中期のプラトンの傑作で、難しいところもなくはないのですけれども、多くの点で楽しめるでしょう。終ったあと時間の余裕があれば、ホメーロスイーリアスからの抜粋を読みます(古代ギリシャとは結局のところホメーロスの文化ですから、これに一度は触れておくべきです)。講読ですから毎回少しずつ訳読していきます(あらかじめ割り当てをしておきます).細かな文法的な説明をしますが、あわせて教科書や文法書の該当個所を復習して変化や文法の知識を固めます。毎回ごとに復習と訓練を積み重ねていきますから半年でもギリシャ語文法の全域を学べます。授業の到達目標古典ギリシャ語文献の初歩的な読解能力の養成成績評価方法試験0%テストは行いません。レポート0%期末提出物はありません。平常点100%毎回の訳読です。その他0%なし。備考・関連URL本授業は教場での対面授業です。科目名ギリシャ語講読3プラトンソフィスト篇講読担当者名栗原裕次共通2単位春学期月曜日2時限1年以上―合併科目―授業概要プラトンの対話篇は古典ギリシャ語で書かれた散文の傑作と言われている。この授業では、後期プラトンの代表作ソフィストを最初からギリシャ語でしっかり読んでいく。それと同時に、対話篇に含まれる哲学的問題を参加者と共に考えていく。この二つの作業を通じて、後期プラトン哲学の存在論、認識論、方法論、言語哲学などを理解する手掛かりを得るだろう。授業の到達目標・古典ギリシャ語の初級文法を終えた段階から始めて、ギリシャ語散文の代表作であるプラトンの対話篇を文法的にきちんと読めるようになる。・プラトン後期哲学の基本枠組が理解できるようになる。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%ギリシャ語を訳す能力と哲学的考察の実践を総合的に評価するその他0%備考・関連URL・ギリシャ語文法を学んでいることを前提とするが、毎回の授業は少しずつ進んでいくので、習熟度は問わない。・対面授業を予定しているが、状況に応じて7回を上限としてオンライン授業を実施することもありうる。科目名初級ラテン語1ラテン語文法の学習担当者名兼利琢也共通2単位春学期水曜日3時限1年以上―合併科目―授業概要ラテン語とは、古代にイタリア半島中部のラティウム地方に源を発しローマ帝国と共に西地中海世界の共通語となった言語です。同時期に文語として完成して多くの古典作品を生み出しました。中世以降もカトリック教会と法律と学問の言葉として西洋の普遍的教養の伝統を担い、19世紀初期頃まで学問の伝達手段でした。他方、古代の口語のラテン語(俗ラテン語)はしだいに変化してロマンス諸語(イタリア語,スペイン語,フランス語など)へ変貌します。西洋の古文であるラテン語にそれ自体としての実用性はありませんが、西洋の言語と文化に関心のある人はぜひこの言葉を学ぶべきです。今のアメリカでも既修外国語としてスペイン語フランス語に次ぎます。英語の語彙も34がラテン語に由来するだけではありません。そもそも文法はすべてラテン語文法が元ですし、近代語学習に必ず役立ちます。春学期の本科目では、教科書の半分程度(9課辺り)まで進む予定です。授業の到達目標ラテン語文法の段階的学習習得とラテン語による詩文と歌の観賞成績評価方法試験0%なしレポート0%なし講義―31―

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