文化構想学部シラバス2021
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また、縄文時代からはじまり、奈良・平安・南北朝・鎌倉・室町・江戸・明治・現代へと至る日本美術史の展開を理解し、社会における造形の役割について自ら思考することができる。成績評価方法試験60%試験内容はガイダンス時に指示する、60点以上を合格の目安とする。レポート0%なし。平常点40%毎回Moodle上にコメントを提出。その他0%なし。科目名ルネサンス・バロック美術担当者名児嶋由枝美史コース2単位春学期木曜日5時限2年以上―合併科目―授業概要15世紀フィレンツェを中心に開花したルネサンス美術は、西洋美術の歴史のおける一つの頂点であり、また当時にあっては全く新しい革新的な美術であった。今日的な意味での芸術家アーティストという観念もこの時代に登場している。従来、画家や彫刻家、建築家は職人であった。しかしルネサンス期にはじめて、特別な創造的な営みに従事する人々という意識が出てくるのである。このルネサンス美術は、大航海時代の幕開けと宗教改革・対抗宗教改革の波に洗われて16世紀から大きく変質し、マニエリスムやいわゆる対抗宗教改革美術が登場する。そして16世紀末から17世紀にかけては、カトリック体制の再興と絶対主義体制の確立を機を同じくしてバロック美術が現れる。このようなルネサンスからバロックにかけての美術の流れを、授業においては単なる概説としてではなく、毎回テーマを設定して論じる。授業の到達目標ルネサンスからバロックにかけての美術の基礎知識を身につけるとともに、その本質を理解する。成績評価方法試験60%論述試験の内容によって判断します。レポート0%無し。平常点40%出席とリアクションペーパーをもとに判断します。その他0%無し。備考・関連URL対面とオンライン(7回程度)の両方で実施の予定です。科目名西洋近代美術19世紀パリの美術研究担当者名坂上桂子美史コース2単位春学期木曜日2時限2年以上―合併科目4授業概要本講義は、近代都市パリの成立と美術とのかかわりを視点として、西洋近代美術の特質を見いだすものです。19世紀のパリでは、新しい都市の整備とともに人びとの生活環境が大きく変化し、美術もまた、そうした社会を反映し新しい動向を次々とみせていきました。近代都市と社会の確立に伴う市民層の台頭、機械文明、消費社会の拡大といった社会的基盤の変容は、美術にも変革をもたらし、それまでのアートの方向性や価値観を大きく転換したのです。その意味で19世紀美術は、20世紀以降の現代アートを導く起点となるものであり、造形芸術の歴史を辿る上でもっとも興味深く、もっとも豊かな作品群を有するといえます。またパリでこの時代に展開された新しい美術は、各国から多くのアーティストたちをひきつけ、西欧諸国はもとより、日本の美術にまで影響を及ぼすことになり、異文化接触の視点からも興味深いものです。ここではこうした19世紀パリにおけるアートの状況を踏まえ、近代西洋美術の特質を浮き彫りにすべく、代表的アーティストとアートをとりあげ、諸問題を検討していきます。授業の到達目標19世紀美術の本質を理解し基礎知識を身につけると同時に、作品をいかに読み解くか、美術史の基本的アプローチの手法を学ぶことが目的です。成績評価方法毎回、授業内容に関する小テスト、および課題を課し、それらを総合して評価します。備考・関連URL・授業内容について19世紀の流れに沿い、前半から後半にかけてみていきます。基本的流れが大きくかわることはありませんが、展覧会の状況などに応じ、内容を変更したり、順番が入れ替わることもあります。科目名日本彫刻史東アジアにおける日本彫刻史の流れ担当者名川瀬由照美史コース2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要わが国の彫刻は飛鳥時代より数多くの作品が制作され、大陸からの影響を受けながら日本特有の作風を形成してきた。しかも脆弱な材質でつくられているにもかかわらず保存状態良くこんにちに伝わっており、移動や滅失などあるが各時代を代表する優品が現存している。こうした作品の観照と学習によって日本彫刻史の作風展開や特徴について詳述し、さらには日本文化やその背景にあるアジア文化をも視野に入れて講義を行いたい。本講義では日本彫刻史の流れを理解してもらうために、様式変遷と時代背景を中心にして講述する。外来文化の影響を受けながら、取捨選択、独自の展開をしている様相を彫像の形状の変化、作風展開の上からパワーポイント等を用いた画像中心の講義とする。あつかう作品の多くが仏像や神像であるが、優れた作品が残る動物彫刻と仮面についても概要を講述する。講義―229―

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