文化構想学部シラバス2021
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科目名美術史専門講義7(東洋美術)尊像別に見る仏教美術担当者名羅翠恂美史コース2単位春学期金曜日4時限2年以上―合併科目―授業概要仏教とその美術は、西はインドから東は日本まで、アジア世界を繋ぐきわめて重要な文化上の共通項です。中国以東の仏像は各地の風土や文化に感化されて形を変えながらも、その起源であるインドで発生した形や信仰のあり方をどこかに残しており、仏教美術を通して私達はアジア世界の文化的交流をかたちの上から学ぶことができます。しかし、一口に仏像と言ってもそこに含まれる尊格の種類や性質は多種多様です。この授業では仏像を種類毎に取りあげて、それぞれの役割や特殊能力を造形化するにあたってインド、中央アジア、中国、日本などでどのような工夫が為されたかを観察します。その過程を通して仏教美術の通史を学ぶ上でも役立つ基礎知識や視点を身につけることを目標とします。授業の到達目標・如来、菩薩、神々といった尊像を視覚的な特徴によりある程度判別できるようになること。・寺院や博物館、美術館で仏像を目にした際に、像の構成や役割分担について自身で考え、学びを深めるために必要な基礎知識を身につけること。成績評価方法試験60%期末に理解度を確認する筆記試験を行う代わりに、毎回、授業の後でレビューを書いてもらい、それを以て理解度を確認・評価する。レポート0%レポートは課さない。平常点40%毎回の出席、ならびに授業への主体的な参加姿勢をもって評価する。その他0%特に無し。備考・関連URL新型コロナウイルスの流行状況にもよるが、授業の進捗状況や展覧会の開催状況により、場合によっては、美術館・博物館での関連する展覧会の見学に振り替える可能性もある。科目名美術史専門講義8(西洋美術)西洋中世の聖堂壁画担当者名益田朋幸美史コース2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要中世の教会は、フレスコやモザイクで美しく装飾された。描かれた絵画は、文字の読めない信者に、キリスト教の教義を教える役割を果たした。いくつかの聖堂を例にとり、まず壁画全体を眺めた後で、そこに含まれる情報を読みとる。主題はひとつひとつ独立した意味をもちながら、聖堂の複雑な壁面に配されることによって、単独ではもち得ない意味を獲得する。その装飾プログラムにも議論は及ぶだろう。本講義は隔年で西洋中世の聖堂壁画と旧約聖書の美術を交互に行います。興味のあるほうをどうぞ。授業の到達目標基本的なキリスト教主題を理解し、中世の様式に慣れること。近代美術と異なる中世様式は、決して未熟や稚拙なものでなく、必然的な要素をもっていた。成績評価方法試験100%最終回の理解度の確認(試験)は、リアルタイム配信によって行う。キリスト教美術の基本的な知識を問う。聖堂壁画の年代等、暗記の必要はない。なお通信上の理由で試験を受けられない学生には、別途レポートの課題を課します。レポート0%なし平常点0%なしその他0%なし備考・関連URL※2007〜2011年度入学者美術史専門講義8(西洋美術)の科目登録は4年次で自動登録されます。本講義はフルオンデマンド形式で行います。ただし最終回の理解度の確認(試験)のみ、リアルタイム配信で行います。科目名日本の近世絵画担当者名岡戸敏幸美史コース2単位春学期木曜日1時限2年以上―合併科目―授業概要日本近世絵画の諸相を、作品と文献資料に沿って考えていく。絵画の歴史の中心を、作品が担うことは無論である。多くの作品を知り、実感を伴う鑑賞体験がなければ研究は始まらない。同時に、絵画の歴史は、それらを求め、受容し、永く伝えた人々の存在にも多くを負っている。本講義では、作品の向こう側に,つくる側みる側双方の営みを見つめるという視点を大切に、考えを進めていきたい。様々な画像の他、教室で提示されるオリジナルな作品や文献資料にも積極的に触れて欲しい。講義科目ではあるが、受講者各自の眼と思考を自分自身の言葉に纏める機会も積極的に設けていく。賛文や文献を理解する上で必要となる、くずし字読解の練習も行う予定としている。授業の到達目標日本近世絵画史の大きな流れを概観し、鑑賞と研究のための基礎的事項を身に付けた上で、受講者各自が、我がこととして日本絵画を楽しみ、大切な作品を見つけ、自ら考える出発点となることを大きな目標とする。成績評価方法試験0%現時点で実施の予定はありませんが、状況によっては実施の可能性があります。レポート80%講義で取り上げた内容(考察すべき課題や、方法論など)を十分に理解した上で、レポート課題にき、講義―225―

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