文化構想学部シラバス2021
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備考・関連URL基本的にすべてオンラインで実施(Zoom)の予定です。科目名美術史専門講義4(西洋美術)美術史におけるシュルレアリスム担当者名長尾天美史コース2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要詩人アンドレ・ブルトンのシュルレアリスム宣言(1924年)によって発足したシュルレアリスム(超現実主義)は、しばしば20世紀最大の芸術運動と称されます。本講義ではこのシュルレアリスムを、美術史という枠組みにおいて考えてみたいと思います。シュルレアリスムを美術史に位置付けようとすると、多くの問題が生じます。シュルレアリスムの美術には美術史の基本的方法論(様式論や図像学)では捉え難い部分が存在するからです。そこで本講義では、記号、イメージ、無意味/多義性などの観点からシュルレアリスムの美術を捉え、その美術史上の意義を考えてみたいと思います。講義の流れとしては、まずシュルレアリスムとはどのようなものかを紹介し、シュルレアリスムの美術を語る上で生じる問題を確認します。そしてシュルレアリスム美術の前史として何人かの画家と美術動向を押さえた後、シュルレアリスムの代表的画家を取り挙げ、美術史にシュルレアリスムを位置づける試みを行います。講義では紹介と考察を半々ぐらいで行う予定ですが、第1回にアンケートを取り、その結果次第では紹介重視もしくは考察重視に切り替えます。シュルレアリスムに関心を持つ方だけでなく、謎めいたもの、不可思議なものの表象をめぐる問題や、イメージとは何かという問題に興味を持つ方、また既存の美術史の方法論とは別の思考方法によって美術史について考えてみたい方を歓迎します。授業の到達目標シュルレアリスムの美術及び背景となる20世紀美術史についての知識を修得した上で、自分自身の問題意識を持ち、それについて参考文献を用いながら論理的かつ説得的な方法で分析し、結論を導き出すことができる。成績評価方法試験0%なし。レポート70%課題は第1回に提示します。文献等の引き写しではなく、自分自身でどれだけ批判的に思考しているか、また思考した内容を論理的に表現しえているかを評価します。平常点30%毎回コメントシートを提出してもらい、その内容によって評価します。その他0%なし。備考・関連URLオンライン授業の場合、オンデマンドで行う予定です。科目名美術史専門講義5(日本美術)漆をめぐる対外交流担当者名日高薫美史コース2単位秋学期水曜日2時限2年以上―合併科目―授業概要漆の木が生育するアジアの各地域では、それぞれ特色ある漆工技術が発達した。本講義では、各地域で作られた漆器が、アジア内のみならず広く世界へ流通し、さまざまな影響と広がりをもつに至った過程を歴史的に概観し、グローバルな視点で日本漆工史をとらえ直す。近世(桃山時代から江戸時代)の日本からヨーロッパに向けて輸出された漆器とその受容に重点をおくが、アジア内での漆工技術の交流の問題にもふれる。授業の到達目標(1)漆工技術・漆工品をめぐる豊かな美術交流について、理解を深める。(2)交易品としての美術の諸問題を検討することによって、複眼的な研究姿勢を養い、美術史に対する新しい視点を育む。成績評価方法試験50%講義でとりあげた内容に関する記述式の試験レポート0%平常点50%出席およびリアクションペーパーその他0%科目名美術史専門講義6(日本美術)日本近代美術史担当者名河田明久美史コース2単位秋学期月曜日4時限2年以上―合併科目―授業概要幕末から昭和期に至る日本近代美術の既報的な情報を伝えると同時に、美術を背後で支えた近代日本の視覚文化の広がりについて考える。授業はおおむね年代を追うかたちで進めるが、毎回具体的なトピックを設けるので、かならずしも網羅的な通史とはならない。トピックスの柱としては、近代日本の戦争と美術にまつわる諸問題を予定している。授業の到達目標日本近代美術史の知見を自身の問題意識に引きつけて考えることができる。成績評価方法試験50%15回目の授業時に試験を実施し、理解度の確認を行います。レポート0%平常点50%授業への積極性を評価します。その他0%講義―224―

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