文化構想学部シラバス2021
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科目名美術史専門講義1(日本美術)日本近世美術の諸問題担当者名新江京子美史コース2単位春学期火曜日3時限2年以上―合併科目―授業概要本講義では日本の近世絵画を中心に、日本美術の観かたについて取り上げます。技法やかたちの特性、時代背景、画題にどんな意味が隠され、何を目的として作られたのか、どう評価されてきたのかなど。作品や作者を様々な視点から考えることで、美術史を詳細に知る上での基本的な方法論を学びましょう。なお、ひとつの対象を多角的に捉える例として、江戸時代中期の絵師・伊藤若冲を比較的多く取り上げる予定です。授業の到達目標近世日本絵画における基礎的な用語や文化的背景などの理解を深め、他者に説明できる。また、作品や作者を多角的に見る力読み解く力を身につけ、自分の言葉で表現できる。成績評価方法試験0%期末試験は行いません。レポート55%期末レポート。テーマや詳細は学期末に提示します。平常点15%出席点…出席は全体の3分の2以上を目安とします。体調不良、就活、部活や課外活動などの理由で欠席の場合はお知らせください。その他30%毎回、授業の後でミニレポートを書いていただきます。※内容が間違っていても減点しませんが、明らかに授業をまったく聞いていないと見なされる場合は減点になることがあります。備考・関連URL皆さんの興味・理解度に応じて、シラバスの内容は変更になる場合があります。また、質問やリクエストにも可能な範囲で対応する予定です。授業が始まったらWASEDAMOODLE上に質問掲示板を設置しますので、内容で疑問に感じた事、もっと詳しく知りたいことなどあれば気軽に書き込んでください。(どうしても匿名で質問したい場合はミニレポートに書いてください)まだ外出しづらい日が続きますが、インターネット上で観られるアート情報なども時々リンクを貼りますので、広く作品を観る目を養ってください。科目名美術史専門講義2(東洋美術)日本彫刻史の諸問題、文化財研究の考え方担当者名川瀬由照美史コース2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要東洋、日本美術史や文化財を学習、研究するにあったってこれまでに得られた研究成果やいくつかの視点を示すことによって美術史における見方・考え方について講義する。とくに日本彫刻史における諸問題のなかから重要なテーマや視点などについて講述し、美術作品からさまざまなことが読み取れることを紹介していく。授業の到達目標美術作品や文化財を通してどのように考えていくのか理解することによって非文字資料の分析方法を習得する。文化財研究の基礎を身につける。また従来の彫刻史の概説書とは異なる新たな視点から彫刻史を理解することができる。成績評価方法試験70%授業で取り上げたテーマについて選択や記述の問題を授業の最終日に行う。レポート0%行わない。平常点30%授業内容の各回の視聴状況(重視)。6回以上未視聴の場合には試験の採点を行わない。その他0%行わない。備考・関連URL教員との連絡・相談方法については初回の授業でお知らせいたします。科目名美術史専門講義3(西洋美術)聖なる空間、奇蹟の聖像担当者名児嶋由枝美史コース2単位秋学期木曜日5時限2年以上―合併科目―授業概要前半では、聖なる空間はどのように生成し、演出されるのか、西欧中世からバロックにかけての重要な聖地ならび聖堂建築を取り上げて考察する。最初の2回では基礎知識として中世からバロックの聖堂建築の流れを概観する。後半では、対抗宗教改革期における奇蹟の聖像の誕生の背景と図像について検討する。また、宣教によってこれらの聖像のコピーが中南米や日本に伝播した状況について検討する。なお、授業計画内容は状況に応じて少々変更される場合もある。授業の到達目標西欧中世からバロックにかけての聖なる空間と聖像の生成と受容について理解を深める。成績評価方法試験0%試験は実施しない。レポート50%オリジナリティ、論理的な文章構成、参考文献の理解。平常点50%基本的に出席とリアクションペーパーその他0%特になし。講義―223―

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