文化構想学部シラバス2021
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授業ではまず近代的イメージにおける時間表現についての総説からはじめ、ポスター、絵本、ストーリー・マンガといった媒体を順次扱っていきます。授業の最後の方では、これらのメディアにおける表現と同時代の美術との関係についても考えます。そこには近代的な視覚体験に対する対照的な態度決定があるとともに、複雑な相互関係も見出されるでしょう。こうした作業を通じて、(やや大袈裟な表現を使うなら)近代的なイメージを通底する原理のようなものに接近することを目指します。扱う対象を少しずつ変えながら、数年にわたってこの授業で考えてきたテーマですが、今年はこれまでに扱った問題を振り返りながら、一定の総括にたどりつけるように努力したいと思っています。なおこの講義は対面で行う予定です。授業の到達目標やや漠然とした表現ですが、近現代のイメージのあり方について、それぞれが独自の見取り図を持てるようになることを目指します。成績評価方法試験0%レポート70%学期末に、授業で扱ったテーマに関するレポートを課する。平常点30%出席点。その他0%備考・関連URL授業形態はごく普通の講義ですが、レポートがやや書きにくいものになることは了解しておいてください。決まった内容を調べれば書けるといったものではなく、自分でこの授業の内容に関係があると思ったことを自由に書いてくださいといった、いささか投げやりなレポート題目になることが予想されます。どんなレポートが書けそうか、いろいろ考えながら授業を聞いてください。科目名フランスの映画・映像論担当者名堀千晶仏文コース2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要映画は言語の壁も、国境も、イデオロギーも超えてゆきます。映画の魅惑はいつもインターナショナルなものでした。そうだとするなら、なにをもってフランス映画と呼ぶのでしょう。その輪郭はあいまいなものだといわざるをえません。映画製作には、監督、俳優、撮影、美術、音楽、照明など、多くの人間がかかわっています。国籍もさまざま、喋る言語もさまざま。そうした人たちが、黎明期から現在に至るまでかかわってきたのです。フランス映画のなかでは、さまざまな壁を越えて無数の人びとが縦横無尽に駆けまわっています。そうした実情を踏まえながら、それでもなお、フランス映画なるものがあるのかもしれないとひとまず仮置きしたうえで、おそるおそる語りはじめてみるのが本講義ということになります。フランス映画を横断するさまざまな越境の線(ロシア、アメリカ、イタリア、日本、ポルトガル……)に言及しつつ、ときには歴史的な順序を追い、ときには表現技法に触れ、ときにはイデオロギー的な面を論じていく予定です。またフランスの映画批評家も適宜紹介します。なおこの授業はオンデマンド配信で行います。授業の到達目標フランス映画史の概要をつかむこと、映画を視聴する目と耳をつくること。成績評価方法中間レポート・期末レポート備考・関連URLオンデマンド授業における権利関係の詳細が不明なこともあり、映像の使用に関して不確定な点が多いことをあらかじめご承知おきください。科目名フランス比較文化論担当者名佐々木匠仏文コース2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要フランス文化という言葉から連想される事柄は非常に豊かです。それは、習俗であれ、芸術であれ、フランス文化がそれぞれの分野で長い歴史と伝統を持っているからにほかなりません。この授業では、そうした多様なフランス文化のうち、いくつかを具体的に取り上げ、日本文化との比較や、相互の影響関係を考えていきます。なお、この授業は、定期配信型のオンデマンド授業として実施する予定です。毎週1回分のコンテンツを視聴してもらいますが、具体的な視聴の期限などについては、履修登録者にあらためてお知らせいたします。また、授業計画に挙げた項目は変更する可能性があります。あくまで日本文化との比較を通してフランス文化を考察するのが主目的です。それぞれの分野の歴史を概観することはあっても、徹底的に掘り下げることはしませんのでご了承ください。授業の到達目標日本とフランスの文化の比較を通して、フランス文化の知識を得て、日本文化を見つめ直すことを目指します。あえて多くの分野を扱うため、それぞれの議論が浅くなってしまう懸念はありますが、そのなかから興味を持てるものを一つでも見つけ、各自で調査・研究を続けていくための足がかりにしてほしいです。成績評価方法試験0%―レポート60%授業で扱ったテーマのいずれかについて、2000字程度のレポートを書いてもらう予定です。平常点40%毎回のレビューシート。その他0%―備考・関連URL概要に書いた通り、この授業はオンデマンド形式で行う予定です。毎週、指定されたコンテンツを視聴し、レビューシートに講義―207―

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