文化構想学部シラバス2021
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うしても英語圏の詩が中心にはなるけれど、国で括ることはなるべくしないで、英語で詩を読むコツを一緒に学んでいきたい。テクストの手強さや詩の長さに応じて進度は流動的になるので、授業計画はあくまで予定である、と理解していただきたい。ハーバード大学の比較文学者デヴィッド・ダムロシュいわく、世界文学とは翻訳を通して豊かになるものである。このことばをモットーとしてひとつひとつの詩から多様な魅力を引き出していけたら、と思っている。なお、詩のテクストはLesliePockell,ed.,The100BestPoemsofAllTime(NewYork:WarnerBooks,2001)などから抜粋して教室でプリントを配布する。授業の到達目標英語で詩を読むには、テクストを流し読みしない忍耐を身につけ、臨機応変に感性を発動させる機敏なセンスが必要である。この講義では、詩をあつかう〈建築家〉となるための準備段階として、まずはマテリアルを熟知した〈大工〉になれるよう、みなさんに必要なスキルを身につけてもらうことを目的とする。成績評価方法試験0%なしレポート70%オリジナルなリサーチペーパーとして内容、形式ともに整っているかどうかを評価する。平常点30%出席回数(3分の2以上を必須とする)を評価する。その他0%なし備考・関連URLこの授業はオンライン授業でおこなう。授業の実施方式は資料提示(PDF、文書ファイル。音声ファイルを使うかどうか検討中)。科目名イギリス文学史1イギリス文学とは何か担当者名栩木伸明他/桑子利男/冬木ひろみ/皆本智美/吉田雅之英文コース2単位春学期火曜日3時限2年以上―合併科目―授業概要イギリス文学と一口に言っても対象とする作品はきわめて多く、また連綿と今に続く長い伝統がある。この授業ではその中から代表的な、またこれをぜひ知ってほしいという作品・作家を取り上げ、イギリス文学を概観する。まずチョーサーの時代から始めて、シェイクスピア、ミルトン、コールリッジ等を経て、18世紀、19世紀の小説へと至る大きな流れを、各専門分野の教員がリレー方式で講義してゆく。それぞれの講義日程(予定)と内容は以下の授業計画を参照のこと。授業の到達目標イギリス文学を広く、深く理解することが最終目標である。本目標を達成するために、時代別、ジャンル別に各講義を配し、全体としてイギリス文学とはどのような特徴を持つものなのかを理解できるようにしてゆく。成績評価方法教場試験の点数と出席の回数を総合評価する。備考・関連URL第一回授業のオリエンテーションでは授業方針や評価についての説明をします。必ず出席してください。科目名イギリス文学史2イギリス文学とは何か(続)担当者名栩木伸明他/岡田俊之輔/小田島恒志/渡辺愛子英文コース2単位秋学期月曜日4時限2年以上―合併科目―授業概要イギリス文学の大きな流れを、各専門分野の教員がリレー方式で講義する。授業の到達目標イギリス文学を広く、深く理解することが最終目標。成績評価方法教場試験の点数と出席の回数を総合評価する。科目名アメリカ文学史117世紀から20世紀初めまで担当者名堀内正規他/チャンエドワードケイ/山内功一郎英文コース2単位春学期火曜日4時限2年以上―合併科目―授業概要17世紀から20世紀初めまでのアメリカ文学について、複数の教員が交替で講義する。一回ごとに代表的な詩人、作家、思想家を取り上げ、主要な著作を紹介する。注目すべき出来事、社会情勢、文学運動などにもふれながら、作品や作家がアメリカの歴史や社会のどんな文脈において理解されるべきかを示す。授業の到達目標受講者はアメリカ文学の基礎知識を学びながら、単なる名前の羅列ではなく、生身の人間の活動が集積されたものとして文学史をとらえ、連続性や断絶の歴史としてイメージすることができるようになるだろう。それはアメリカとアメリカ文化の形成および変容の過程をたどることでもある。成績評価方法試験0%レポート50%課題に答えて規定の字数を書く。平常点50%出席の回数。3分の2以上を必須とする。その他0%なし講義―194―

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