文化構想学部シラバス2021
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で、平安朝漢詩文や源氏物語における受容を具体的にみてゆく。授業の到達目標日本古典文学が、いかに中国文学・思想を受けとめて成立しているか。平安朝文学における白氏文集受容を軸にして考える本授業を通して、かな世界と漢詩文世界とが豊かに関わって成立している日本古典文学のありようについて、各自が知識・認識を深めることを目標とする。成績評価方法試験0%レポート60%レポートのテーマについて、講義内容と関わらせつつ考察しているかを評価します。平常点40%毎回の授業で、疑問点や授業の感想などを提出してもらいます。授業への積極性を評価します。その他0%科目名くずし字を学ぶ古典から近代まで担当者名兼築信行他/宗像和重日文コース2単位春学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要くずし字を解読する力を身につける。古典から近代までの文学資料を教材に用いながら、各時代の文字の特色や、書写上の要点、資料の内容についても説明する。授業は完全なオンデマンド形式で実施する。変体仮名は、今から百十年余ほど前に仮名字体が統一されるまでは、日常生活の中でごく普通に用いられていた。くずし字も、毛筆を使うことが少なくなった現代では、読むことが難しくなっている。しかし、日本の古い文献や資料を取り扱い、専門的に研究するためには、変体仮名やくずし字を読解する力が必須となる。本講義では、独自のワークブックを使用しながら、昔の文字を読むことができるよう練習を重ねていく。前半は兼築信行が担当し、主として鎌倉時代から江戸時代までの写本・版本等の文字を学ぶ。後半は宗像和重が担当し、主として近代の文学資料の文字を学ぶ。学習方法が会得できたら、各自の関心にしたがい、さまざまな文字を読む応用訓練もできるだろう。オンデマンド授業の利点として、理解できなかった点は、何度でも繰り返し受講することが可能である。意欲と根気さえあれば、変体仮名・くずし字を読解する力は、必ず身につけることができる。テクストの事前学習と、各講の課題を行うため、事前事後に90〜120分程度の学習が必要となる。なお2021年度の科目コーディネータは、兼築信行が務める。授業の到達目標くずし字のうち、少なくとも変体仮名については、主要仮名変体表等を参照しながら、完全に読解できるようになること。成績評価方法試験90%最終講に理解度の確認を実施する。レポート0%該当なし。平常点10%受講状況、BBSへの参加などを評価する。その他0%該当なし。備考・関連URLオンデマンド授業受講環境をよく確認すること。※自宅のPCでオンデマンド授業が受講ができない場合には、学内のPC教室で受講してください。なお、すべての授業コンテンツのうち3分の2以上を、所定期間に受講していない場合は、たとえ試験を受けても評価は不可となる。バックナンバーでの受講は、出席としてカウントされないので、注意すること科目名日本語学概論1日本語学の諸分野を学ぶ担当者名森山卓郎/澤崎文日文コース2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要※本授業は全回オンデマンド授業として実施します。※曜日時限は無フルODとなり、教室は配当されません。日本語学の各分野・領域について概観する。秋学期に開講する日本語学概論2とあわせて受講することで、日本語学の基礎的な知識を総合的に学習できる内容となる。本授業では日本語の音声・音韻、文字・表記と社会言語・方言を取り扱う。主に現代日本語について説明しつつ、各分野に関する日本語の歴史にもふれ、日本語の成り立ちと変遷への理解も深める予定である。授業の到達目標・日本語の音声・音韻、文字・表記、方言について、基礎的な知識を習得する。・自らの使用することばについて、日本語学的な観察眼をもって考えることができる。成績評価方法試験0%レポート50%学期末にレポートを課す。平常点50%毎回のオンデマンドコンテンツにおける小テストその他0%科目名日本語学概論2日本語学の諸分野を学ぶ担当者名森山卓郎/澤崎文日文コース2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要本授業は全回オンデマンド授業として実施します。※曜日時限は無フルODとなり、教室は配当されません。日本語学の各分野・領域について概観する。春学期に開講される日本語学概論1とあわせて受講することで、日本語学の講義―182―

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