文化構想学部シラバス2021
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科目名社会学研究7(現代家族論1)家族社会学の視座を理解する担当者名品田知美社会コース2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要社会学において家族は伝統的に主要な領域の1つであり続けてきた。本講義では主に日本の現代家族に焦点をあてながらも、この学問分野を広くとらえるための方法を学びつつ、基本的な用語やデータにより必須となる知識を身につける。ディプロマポリシーにおける人材養成の方法にあるように、伝統的な学問分野を深く学んで、時代の波に翻弄されない確かな視点から人間社会をとらえるための講義をめざしている。なお、本授業は全回オンラインの授業として実施し、原則としてオンデマンドで定期的に配信する予定です。授業の到達目標家族にかんする基礎的な知識や概念などを学ぶことで、現代日本の家族に起きている事象と問題性を理解できるようになること。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点100%中間まとめ、およびまとめの授業回に課すややまとまった課題が各40%。その他20%とする。その他0%なし備考・関連URL教科書は毎回の講義で使用するので、入手が必須となる。また、必要に応じて教科書に加えて補足的な資料やデータを紹介する予定である。講義はおもに定期的に配信されるオンデマンド型である。双方性を確保するために配信された内容へのリアクションなどを共有する書き込み等を求めるなど参加を必要とする。また、リアクションに対するフィードバックの機会はオンデマンド動画または、書き込みにて行う。科目名社会学研究8(現代家族論2)家族生活から社会システムへ担当者名品田知美社会コース2単位秋学期火曜日3時限2年以上―合併科目4授業概要家族は誰もが経験しうる場でありながら、社会の文化や制度のありかたとも深く関わる集団である。この講義では、現代における日本の家族を歴史的な変遷や地域により比較しながら理解する。また、そのことを通じて家族と社会システムの関連のありかたへの考察を深める。この学びにより、ディプロマポリシーに掲げられている多様な価値観の受容および地球的視野で活動できる文化を日常生活において醸成することが期待される。講義は全てオンラインで行ない、オンデマンド配信型を主とするが、一部回にディスカッションととりいれるため、リアルタイム配信型とする。授業の到達目標この講義では現代家族のありかたについて、自らが持っていた知識や観念を相対化し、新たな視座を加えることを目的とする。また、日本の家族と社会システムの関係性を考えることで、公的な領域に向けた政策を構想する素養を身につける。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点100%オンライン課題の提示によるレポート60%.オンデマンド講義で課される小課題の合計40%.その他0%なし備考・関連URLこの講義の履修にあたっては、現代家族論1を履修していることが望ましいが、必須ではない。講義はおもに定期的に配信されるオンデマンド型で、一部リアルタイム配信型としグループディスカッションをとりいれる。また、双方性を確保するために配信された内容へのリアクションなどを共有する書き込み等を求めることがある。リアクションに対するフィードバックの機会はオンデマンド動画または、書き込みにて行う。科目名社会学研究11(現代社会への視角1)社会問題と個人の問題経験への社会学的接近担当者名草柳千早社会コース2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要現代社会で生活することは容易ではない。解決不可能と思えるような困難が常態化している。社会的な問題・課題が山積している。個々人はさまざまな問題を抱えている。本講義では、社会学は社会問題と個々人の問題経験に対してこれまでどのようにアプローチしてきたかを学びながら、その知見を踏まえ、現代社会における私たちの生きづらさに対して社会学はどのようにアプローチしうるのかを考えたい。授業のポイントは3つである。第一に、社会学は社会の諸問題を研究するという課題にいかに取り組んできたかを、理論・学説を中心に概説する。その上で、第2に、1で得る学説・理論的知見から、現代日本社会において私たちが直面する問題事例について考える。具体的に取り上げる問題は、その時期の社会状況を見ながら決める。私たちの生活に関わりの深い問題に目を向けたい。第3に、社会問題、諸個人の問題経験・生きづらさに対する取り組み、さまざまなアクションの可能性について考える。以上を考えていくことは、私たちが埋め込まれている現代社会の当たり前の日常を問いなおすことと繋がっている。履修生には、それぞれが日常感じる違和感や疑問を大切にし、それらが社会学的研究の契機となることを感得してほしい。授業の到達目標社会問題および諸個人の生きづらさへの社会学的まなざしとアプローチを学ぶことを通して、現代社会とそこでの私たちの日常生活に対する分析的・批判的思考を鍛えていく。講義―162―

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