文化構想学部シラバス2021
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成績評価方法試験0%レポート50%期末レポート(授業内容の正確な理解、理解に基づいて課題を考察し応用できることを評価する)平常点50%毎回の宿題(提出回数と点数)その他0%科目名データ解析2(質的分析)質的調査の技法と質的データの分析担当者名平野直子社会コース2単位秋学期水曜日2時限2年以上―合併科目―授業概要この授業では、社会調査における質的調査の基本的な考え方や、質的調査で行われるデータ収集の各種技法(インタビュー調査、フィールドワーク・参与観察、文献を用いた調査など)や分析方法、調査の立案から報告書作成までの具体的プロセスについて学ぶ。社会調査士標準カリキュラムF科目に該当。授業の到達目標質的調査の考え方と方法に関する基礎的な知識を習得し、調査の目的に合わせて適切な調査技法とデータの分析方法を選ぶことができるようになる。成績評価方法試験0%レポート50%学期末の最終レポートの評価平常点50%出欠と授業内で出される課題の評価その他0%備考・関連URL第11回文献とデータ収集(オンデマンド授業)を除き、対面授業を予定している。ただし新型コロナウイルスの流行状況や授業の進行により、一部をオンラインに変更する場合がある。科目名社会学研究1(グローバリゼーション論1)グローバリゼーションとナショナリズムの相互関連担当者名濱田国佑社会コース2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要グローバリゼーションの進展にともなって政治的な単位と文化的あるいは民族的な単位を一致させようとする思想や運動(Geller19832000)と定義されるナショナリズムが衰退する、との予想もされていた。しかし21世紀の現代社会においては、アメリカファーストを唱えるトランプ大統領の誕生、英国のEU離脱、欧州における移民排斥を主張する政党の伸張、東アジア諸国間の相互不信など、ある種のナショナリズムに基づいた社会現象が頻出し続けている。そのため、グローバリゼーションにともなって、むしろ特定の種類のナショナリズムは強まっているかにも思われる。このようなナショナリズムは、賛成派と反対派の間でとかく感情的な議論になりやすい対象である。しかし、そもそもお互いの用いるナショナリズムの意味が異なったままの、不毛な議論も少なくない。そこで本講義では、まずナショナリズムに関する古典的理論を学ぶとともに、歴史的にどのような形でナショナリズムが顕在化してきたかについて触れる。その上でナショナリズムとグローバル化の関連を読み解くために必要な諸概念(日本人論や多文化主義など)に関する理論的・実証的諸研究を学ぶ。本授業は全回オンデマンド授業として実施します。授業の到達目標ナショナリズムやグローバリゼーションのような国にまつわる様々な現象についての理論や実証研究を学ぶことで、受講者各自が、それら現象を相対的・複眼的視点から理解・検討できるようになることを目指す。成績評価方法試験0%レポート50%期末レポートによる評価平常点50%各回の小課題、リアクションペーパーの提出状況による評価その他0%科目名社会学研究2(グローバリゼーション論2)グローバリゼーションとは何か?担当者名田辺俊介社会コース2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要グローバリゼーション(あるいはグローバル化)は、現代社会を論じる際に多用される言葉の一つである。しかしそのグローバリゼーションという言葉は、論者や文脈によって意味内容が異なることも多く、使用上の混乱が多い概念でもある。さらに社会に対する影響についても、論者の立場や思想によって、その意見は大きく分かれる。世界全体を塗り替え、国民国家を解体させる強力な社会変動と考える論者も多い。だが一方で、伝統的な国民国家の社会的影響力を大きく損なうような力ではない、と断ずる研究者も、実は少なくないのである。そこで本講義では、まずグローバリゼーションという言葉の内実について、それを複数の側面に分けた上で、その影響力や実態を学ぶ。その上で、グローバリゼーションと関連深いと考えられる諸概念(例えば、移民、マクドナルド化やネオリベラリズム)や対立するとされる概念(反グローバリゼーション運動やナショナリズム、ポピュリズム)についての議論を学習する。それらを通じて、グローバリゼーションと呼ばれる社会変動に関する理論とその実態に関する幅広い知識と認識を得ることを目的とする。本授業は全回オンデマンド授業として実施します。講義―160―

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