文化構想学部シラバス2021
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科目名日本中世思想法華思想の展開と鎌倉仏教担当者名久保田正宏東哲コース2単位春学期火曜日1時限2年以上―合併科目―授業概要法華経は、インド・中国・日本を通じて仏教思想の中核をなす経典であり、特に日本の思想・文化を論じるとき、法華経(鳩摩羅什訳妙法蓮華経)とその思想は不可欠な要素であると言えよう。日本における法華思想の展開を考える場合、六世紀中国の智顗によって、法華経を根本経典とする天台の法華円教教学が大成されたことは重要である。最澄に始まる日本天台は、法華超八の教判論をはじめとする中国天台第六祖、湛然の教説を重視し、さらには、法華経の本門を重んじるといった独自の思想を発展させるのである。そして、こうした思想から多分に影響を受けた鎌倉仏教の祖師は日蓮であった。本講義では、インドと中国の諸家による法華経観、及び中国・日本両天台における法華思想の変遷を踏まえた上で、鎌倉仏教諸祖師の法華思想を概観し、特に日蓮の思想を解説することを目的とする。授業の到達目標法華経の思想がインド・中国諸家の仏教思想において重要な地位を占めていること、並びに日本天台が、中国天台から継承した法華円教教学に独自の彩色を施したことを明らかにし、こうした基盤の上に成り立っている日蓮等の法華思想を理解する。成績評価方法試験0%なしレポート70%学期末にレポートを提出してもらう。講義の内容に関するテーマを授業で提示する。平常点30%3分の2以上の出席、レビューシートのコメントなど。その他0%なし科目名日本近世思想江戸時代の儒教(朱子学)受容担当者名垣内景子東哲コース2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要江戸時代の儒教(朱子学)受容の諸相を概説する。日本人が外来の思想をいかに受け止めたかを考察し、東洋思想の中における日本人の思想の特色を探る。授業の到達目標江戸時代における儒教受容を学ぶことを通して、日本人の外来文化の受容について考え、今を生きる自分たちの考え方を見つめ直し、未来の他文化交流において日本人の果たすべき役割を自覚できる力を養う。成績評価方法試験0%レポート70%講義の内容に基づき、期末に与えられるテーマについてまとめたレポートにより評価する。平常点30%講義内で随時指示するリアクションペーパー、及び授業内容を理解しようとする積極性(質問)等により評価する。その他0%備考・関連URLこの授業は、フルオンデマンドで実施する。毎週新しい講義をアップし、その週のうちに視聴することを求める。毎回ではないが、講義の中で時折リアクションペーパーの提出を指示する。講義内容についての質問を随時受け付ける。科目名心理統計学1(心理学統計法)担当者名豊田秀樹心理コース2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要心理学の研究を進めるために必要となる統計学を教授する。授業の到達目標統計学的な考え方を身につける。成績評価方法出席・宿題の出来栄え、などの平常点で成績を付ける。備考・関連URL出席し、授業内レポートを提出することが大切である。科目名心理統計学2(心理学統計法)担当者名豊田秀樹心理コース2単位秋学期火曜日4時限2年以上―合併科目―授業概要心理データ解析の知識を学習する。授業の到達目標心理データ解析の知識を身に着ける。成績評価方法出席・宿題の出来栄え、発表の出来などの平常点で成績を付ける。備考・関連URL出席し、授業内レポートを提出することが大切である。講義―150―

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