文化構想学部シラバス2021
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成績評価方法試験0%レポート50%期末レポート(授業内容の正確な理解、理解に基づいて課題を考察できることを評価する)平常点50%毎回の宿題(提出回数と点数)および小レポートその他0%備考・関連URL授業はオンデマンド形式で実施する。●毎回定められた授業予定前日までにMoodleで授業動画ファイル(MP4)と参考資料、および宿題を配信するので、各自都合のいい時間に受講する。●宿題は指示された期日までに提出する。フィードバックは翌週の授業で行う。科目名労働と国家担当者名榎本環構築2単位春学期水曜日5時限2年以上―合併科目―授業概要日本のホワイトカラーの職場をおもな考察対象に取り上げ、その現場について社会学的理解を深めるとともに、職場世界における諸現象、労働という社会的行為、および、企業活動とわれわれの日常的世界との関連について現代社会論的視点から分析することを主眼とします。アルバイト体験や家族・知人の働きぶり、ジャーナリズムを通じて窺い知るところの労働世界など、職場組織と働くことについての各自の日常的な疑問や関心を下敷きに、それらを反省的に掘り下げて考察してみましょう。本講の内容が確かな視点から人間の本質を理解し、多面的な様相がみられる時代を生き抜くための知恵につながれば幸甚です。授業の到達目標次の3点が到達目標です。(1)日本の職場世界とホワイトカラーの業務について現実的なイメージをつかむ(2)組織のなかで個人が期待される役割を個人行動との比較の視点で理解する(3)過渡期にある日本の職場世界を理解し、各自のキャリア設計に向けてヒントをつかむ成績評価方法試験0%レポート40%講義内容に関連するテーマを、各自の関心に即して自由に設定してもらいます。授業内外で吸収した知識をもとに、自らの思考を駆使して社会科学的に考え抜いた痕跡がどれだけ反映されているかの点を評価のポイントとします。詳細については初回授業で説明します。平常点60%フォーラム(WasedaMoodle)への投稿回数・内容、授業やディスカッション・授業内ワークへの積極的参加、提出物の提出状況・内容などにもとづいて、授業参加の積極度を総合的に評価します。詳細については初回授業で説明します。その他0%備考・関連URLケーススタディやディスカッション等を交えながら、受講者各位との対話型・問題発見型形式による授業を志向します。WasedaMoodleを使用する予定です。フォーラムへの入力内容(質問・コメント等)に対しては、次回の授業冒頭でリプライと補足説明を行います。課題提出を求める場合は次回以降に全体の講評を行い、個別の質問に回答します。科目名国家形成論天皇制の歴史担当者名仁藤敦史構築2単位秋学期木曜日4時限1年以上オープン科目合併科目―授業概要古代に形成された天皇制は変容しつつも現代にまで連続している。本講義は、天皇制の歴史を古代を中心に制度の変遷により概説する。その構成は、近代においても重要な意味を有した古事記日本書紀における古代天皇のあり方について述べたうえで、譲位・太上天皇・女帝・改元・陵墓など個別の天皇制度の変遷を考察する。授業の到達目標天皇の制度の成立過程を中心に、変容しながらも各時代に与えた影響を説明できる。成績評価方法レポート50パーセント平常点50パーセント科目名前近代政治社会思想論中近世武家法史概説担当者名松園潤一朗構築2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要本講義では、日本の中世〜近世に形成された武家法について、法制史・国制史の観点から考察する。序論として、法と国制(統治体制)の概念について説明し、古代における武士身分の成立について述べる。本論では中世から近世にかけての武家(幕府)の法と裁判制度の展開を通史的に論じていくが、途中で各論(災害、刑事判例、家族制度)を設けて、異なる視点・時間軸からも表記の課題を検討したい。歴史的な過程だけではなく、西欧法や中国法との比較の中で、日本の法文化が有する特質を把握することも重要な課題である。政治権力からの独立性を要素に持つ近代法とは異なり、前近代日本の法は政治的支配と不可分の関係にあるため、法の考察は政治や政治思想の理解に密接に関わり、その逆も然りである。本講義では、法を素材に政治社会思想が論じられることになる。講義―124―

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