文化構想学部シラバス2021
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その他20%小課題および中間課題で評価する備考・関連URL*授業内容は時事問題を取り入れる必要や、受講生の理解度によって変更する可能性がある。*オンデマンド配信を行うが、収録は毎回授業配当時間にzoomを用いて行う。リアルタイムで視聴可能なものはそちらに参加すること。なお、中間課題の相互コメントの会及び、その他数回の小課題については、教場もしくはzoom(感染拡大の状況により決定)で、リアルタイムのディスカッションを行う。科目名経済と国家近現代日本経済史担当者名森田貴子構築2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要近現代の日本経済について、経済と社会の関連に注目しながら検討を行う。時系列的に講義を進めながら、研究史上、何が問われ、何が明らかにされ、何が今後の課題として残されているのか、についても考える。*本授業は、全回フルオンデマンド授業として実施する。授業の到達目標本講義は、日本経済を歴史的にとらえ、研究史上、重要な課題とされてきた問題について理解を深め、広い視野と現代社会を主体的に考察する視角を得ることを目標とする。成績評価方法試験0%―レポート20%学期末のレポート平常点80%毎回の小レポート他その他0%―科目名軍隊と社会軍隊と地域社会からみる近現代日本史担当者名高田雅士構築2単位秋学期水曜日5時限2年以上―合併科目―授業概要沖縄についてはいうまでもなく、軍隊と地域社会の関係は(個々人の間で濃淡の差を含みつつも)現代を生きる私たちにとってきわめて身近な問題として存在しています。それでは、軍隊はどのような歴史的経緯のなかで各地域に設置されていったのでしょうか。あるいは、地域に生きる人びとと軍隊との関係はどのような変遷をたどってきたのでしょうか。歴史学の分野においても、そうした軍隊と地域社会をめぐる問いが、近年深められつつあります。この授業では、そのような研究の蓄積をふまえ、軍隊と地域社会の関係から近現代日本の歴史を考えたいと思います。その際、とりわけジェンダーの問題にも目を配りつつ、さまざまな文献や映像資料などを用いて学んでいきます。授業の到達目標(1)近現代日本における軍隊と地域社会の歴史的展開について理解する。(2)軍隊が地域社会にもたらす問題や影響について歴史的に考える力を身につける。成績評価方法試験0%レポート70%中間レポート(20%)と学期末レポート(50%)を提出してもらいます。平常点30%欠席回数が1/3を超えた場合は成績評価の対象外とします。その他0%備考・関連URL・受講者の人数や関心に応じてシラバスの内容を変更することがあります。科目名家族と社会担当者名笹野悦子構築2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要本講義では近・現代社会における歴史的形態としての家族をジェンダーの観点から整理し、現代日本社会における家族の諸相を取り上げて課題を考察する。授業では前半で戸籍、家族政策、教育政策、雇用労働市場に言及しつつ近代社会とジェンダー化した近代家族モデルについて解説する。近代社会は自らを再帰的に近代化し続けており、現在私たちが生きる社会はそうした動態的な再帰的近代の一コマであろう。家族もその例外ではない。後半ではその動態的な現代社会における家族についてジェンダーに関連する複数の課題を取り上げ、家族の抱える困難を近代家族モデルとの齟齬という観点から考察する。本授業は全回オンデマンド授業として実施します。授業の到達目標本講義では近・現代社会における歴史的形態としての家族をジェンダーの観点から整理し、日本社会における家族の課題を取り上げて考察できることを目指す。1)家族をめぐるジェンダー固定的役割が生物学的自然に根差すものではなく、社会的に構成されたものであることを理解する。2)現代社会における家族の困難が近代家族モデルとの齟齬がもたらす隘路であることを理解し、言語化できるようになる。3)家族と国家・社会との関係について課題を取り上げて言語化できるようになる。講義―123―

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