文化構想学部シラバス2021
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成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点30%毎回の講義受講後に小テストを実施し,感想や疑問、質問を提出する。その他70%WasedaMoodle上で試験を実施する。詳細は授業内で指示する。科目名人間の発達と進化進化心理学入門担当者名福川康之人間2単位秋学期金曜日3時限2年以上―合併科目―授業概要個としての人の発達と種としてのヒトの進化との結びつきについて,国内外の研究成果を紹介しながら論じていく.授業の到達目標適応という概念を正しく理解する成績評価方法試験75%講義内容の理解度レポート0%平常点15%出席その他10%小テストを実施する備考・関連URLコロナ対策として今期は資料提示による講義をメインとするが,必要があればオンデマンドやリアルタイム配信を行う(事前に通知します)内容も上記授業計画と変わる可能性があります(人間の発達と進化,というテーマ自体は変わりません)科目名人間の発達と文化比較文化発達科学への招待担当者名清水由紀人間2単位秋学期火曜日5時限2年以上―合併科目―授業概要一つの文化の中で暮らしていると,自分の価値観や見方が正しく普通であると思ってしまいがちです。しかし,文化によって実に多様な考え方が存在し,その中では自分の考え方が必ずしも普通であるとは言えないことに気づきます。人間は長い歴史の中で,それぞれの社会の中で文化を生み出し,文化を通して発達・進化してきました。本授業では,人間の発達を理解する上での文化の重要性について考え,子どもが文化という意味の体系の中で,どのように文化の影響を受けるのか,そしてどのように文化を作り上げていくのかについて,文化心理学と発達心理学の知見を紹介しながら考えていきます。授業の到達目標1.自分の持っている価値観や考え方が唯一のものではなく,多様な見方があることを知る。2.異なる文化による見方を相対的に捉え,ディスカッションを行えるようになる。3.その上で,現代社会に生きる子どもの発達について,文化心理学の観点から考えられるようになる。成績評価方法試験40%中間・期末テストレポート0%なし平常点60%毎回のミニレポート提出演習その他0%なし備考・関連URL複数回,オンデマンド講義を含みます。詳細は第1回にて説明します。科目名障害学ディスアビリティ・スタディーズ担当者名岡部耕典人間2単位春学期木曜日4時限1年以上オープン科目合併科目4授業概要障害(disability)とは、その人の心身の機能や能力の問題ではなく、社会との関係のなかで立ち現れるできないこと(dis-ability)である。そのように考えるとき、障害をもつ人(personwithdisability)は、差別や偏見や配慮の欠如を含む社会環境によって不利益が集中し、できなくされている人(disabledperson)としてたちあらわれる。障害学(disabilitystudies)とは、このような障害の社会モデルの考え方を手掛かりとして、障害をめぐる既存の知を問い直し、私たちの新たな生き方や現代社会の別の在り方の提示をめざす知の体系である。本年度は、まず、障害の概念、そして障害の在る人たちが抗いつつも支えられる福祉制度や政策の概要やその歴史について概観する。障害者権利条約が求める差別禁止の射程はその焦点となるだろう。さらに当事者の語りを聴き、その助けも借りつつ、〈施設〉ではなく地域で自律/自立して生きて暮らすために必要な新たな福祉のかたちについて検討する。最終的に本講義がめざすのは、障害(できない/できなくされること)について知り/考えることを通じて、差別・人権・支援・共生・再分配をめぐる現代社会の閉塞と私たちひとりひとりの生き方の窓をひらくことである。・障害の社会モデル/障害学・障害者権利条約/差別禁止の射程・障害当事者の語りを聴く・障害が在って、生きて/働き/アートすること講義―111―

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