文化構想学部・文学部
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 人文学は、実社会で役に立たない学問と見られることがありますが、決してそうではありません。政治や経済、法律、教育などのあらゆる社会制度は、すべて紛れも なく人間が作り出したものであり、それらを真に理解 するには、作り手である人間について知ることが欠かせません。科学技術の発展についても同様です。AIが人類の知能を超える「シンギュラリティ」をめぐって、AI と人間の関わり方について議論が生じています。あるいは生殖医療や人工臓器に関して、生命の創造という“神の領域”に人間はどこまで踏み入るべきか、という議論も避けては通れません。 こうした答えのない難しい問題に向き合うためには、人間とは一体どのような存在で、今に至るまでにどのような社会的営為を重ね、未来に何を目指しているのかを考えることは必要不可欠です。人間や、人間が生み出すものについて考察する人文学は、その意味で、きわめて実践的な学問であると言えます。  人文学の学びを通して、深い教養と専門性に基づく批判的思考力や、過去と現在を相対化する視点、そして想像力が養われます。じっくりと時間をかけて思索に没頭できる大学時代にこそ、 多様な視点から人間の本質を理解する力をぜひ磨いてください。School of Humanities and Social Sciences文学部専門は計量社会学、社会階層論。神戸女学院大学家政学部卒業。奈良女子 大学大学院文学研究科修了。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。大阪市立大学専任講師などを経て現職。趣味は海外ドラマ視聴で、最近は「CSI:サイバー」「エクスタント」「ミセス・アメリカ」がお気に入り。Tsuda Yoshimi津田 好美准教授Q.3学生時代の塾講師アルバイトの経験 が原点です。名門中学校への合格者数日本一を誇る進学塾でしたが、保護者や生徒の小学生たち、塾スタッフとのやり取りが、身近な社会の格差に目を向ける契機になりました。専門である社会階層の研究に取り組んだきっかけは?Q.2社会階層とライフスタイルに関心を持っています。社会経済的要因は、人々の 価値観や行動にどのような影響をおよぼすのか、 社会調査データをもとに分析を進めています。注力している研究テーマは何ですか?Q.1自分の趣味嗜好を気兼ねなく表現し、探求できる環境があること。多種多様な人がいて、同好の士を見つけやすいのも魅力です。人文学を学ぶ上で早稲田大学の魅力は? 人文学とは である。実践学この続きはWebでフィールドワークで訪れた新大久保防衛省・市ヶ谷台ツアーVIEW[VIEW[4

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