文化構想学部・文学部
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School of Culture, Media and Society文化構想学部 百人百様の学びを 自ら創出する。柳澤 明早稲田大学第一文学部東洋史学専修卒業、同大学院文学研究科史学(東洋史)専攻修士課程修了、同博士後期課程退学。早稲田大学文学部専任講師、助教授を経て、2006年より早稲田大学文学学術院教授。現在は 文化構想学部長を務める。専門分野はアジア史、清朝史。文化構想学部では「国家-ダイナミクスゼミ」「アジアの近代」「アジア社会の動態」などを担当。早稲田大学での学生時代はボーイスカウトのリーダーとしても活動し、ほぼ毎週末、子どもたちの指導役として野外活動に汗を流していた。文化構想学部長Yanagisawa Akira 社会全体や世界に影響が及ぶ未曽有の事態が起きたとき、テクノロジーだけでは対処が難しいことを、今般のコロナ禍は浮き彫りにしました。社会や人々の必要に応じてどのテクノロジーをどう組み合わせるべきか案を練り、さらに説得力を持って人々に説明することができてこそ、対策を実際に機能させることができます。文化構想学部で扱う学問の範疇である、 人や社会、文化への複眼的で深い理解が、今こそ 重要性を増していると言えるでしょう。また、実際の社会を学びのフィールドとして、課題への多面的アプローチを試みる文化構想学部は、社会における実践という面でも存在意義は大きいと改めて感じています。 既存の学問領域の枠を越えて広く深く探究することができる文化構想学部の学びは、自分でメニューを選んで組み合わせるビュッフェ方式にたとえられます。カリキュラムの自由度が高く、選択肢も多いため、論系に進んでからも百人百様の学びがあります。だからこそ「自分はここで何を学ぶのか」「今の立ち位置はどこか」を絶えず自問しながら学生生活を送ることが、ほかの学部以上に重要になります。学内のいたるところにある成長の機会や体験の場は、受け身で与えられるものではありません。自分から探索する姿勢を持ち、 選ぶ力を磨きながら、あなただけのユニークな学びの世界をぜひ文化構想学部でつくり上げてください。Dean's Message11

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