学部入学案内
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1~4年次学科共通必修科目入門科目中級・基礎科目上級・専門科目政治学経済学分析手法・方法論グローバル科目演 習政治学と経済学の融合政治学と経済学が一つの学部に編成されている例は世界でも多くはありません。それぞれの専門的な教育を受けつつ、政治と経済双方の視点から両者が複雑に絡み合った現代社会のメカニズムを考究していきます。2019年度から導入した新カリキュラムでは、PPEの理念に基づく政治学と経済学の融合、日英両言語による ハイブリッド教育を一層深化させました。マルチカルチュラルな 教育空間で、多様な学生と切磋琢磨しながら、優れた理解力、 分析力、思考力、提案力を身につけることができます。段階を追って体系的に学びを深める学科共通必修科目を通じて、すべての学生が基礎となる分析手法・方法論等を修得します。さらに、科目区分ごとに入門~中級・基礎~ 上級・専門科目があり、その位置づけを明確にしています。ゼミは少人数教育を徹底し、1年次の春学期に始まる基礎演習から、アカデミック・リテラシー演習を経て、「政治学」「経済学」「国際政治経済学」「学際領域」「ジャーナリズム・メディア」の各専門演習へと進みます。留学や将来のキャリアを見据えて、英語開講の科目や演習(Intermediate/Advanced Seminars)を履修することもできます。政治学科36以上経済学科8以上国際政治経済学科22以上政治学科8以上経済学科36以上国際政治経済学科22以上政治学科8以上経済学科10以上国際政治経済学科10以上政治学科25以上経済学科25以上国際政治経済学科25以上政治学科7以上経済学科7以上国際政治経済学科7以上卒業必要単位数(合計124単位以上)公共哲学(政治)政治分析入門現代政治/比較政治/国際関係公共政策/政治思想・政治史ミクロ経済学入門マクロ経済学入門経済理論/経済思想・経済史経済政策/国際経済統計学Ⅰ/Ⅱ実証分析/ゲーム理論/数学学術的文章の作成外国語Ⅰ/Ⅱ日本を知るための科目/学際研究/キャリアデザインジャーナリズム・メディア/法学/会計学・経営学自然科学/社会科学/人文科学基礎演習アカデミック・リテラシー演習/専門演習/専門演習論文CurriculumMessage from Professor計量分析や実験手法を通じて組織や社会の改善策を考える組織に蓄積されたデータを課題解決に活用私が専門とする人事経済学・組織経済学は、組織や人事制度をどのように設計するべきかを、経済学の手法を使って分析する比較的新しい学問分野です。例えば、長時間労働の是正によって生産性やメンタルヘルスは改善されるのか、あるいはどのような評価制度にすれば働く人のやる気や技能は高まるのか、といった現実の課題について、理論モデルと企業内データを用いた計量分析を通じ、改善方法を探ります。また最近は、施策の効果を検証するフィールド実験にも力を入れています。必要な政策や戦略をエビデンスを持って提案し、効果を検証することで、社会に役立つ学問を目指しています。企業が抱える課題に取り組むプロジェクトも実施担当する経済学演習では、学生はデータ活用のイロハを段階的に学び、3年次には実際に企業から課題の提示を受けて改善のための提言作りにチームで取り組みます。その過程で企業の人も気付かないような発見に至ることもあり、データ活用の面白さや重要性を体感する機会ともなるでしょう。身近な問題について、改善策を講じるだけでなく、その実施結果をきちんと検証し、さらなる改善につなげる力を持った人を育てたいと考えています。変化の速い時代だからこそ、若い皆さんには、あらゆる経験は必ず未来の糧になると信じる楽観的思考と好奇心を持って人生を歩んでほしいと思います。大湾 秀雄Owan Hideo政治経済学部 教授東京大学理学部卒業、コロンビア大学大学院、スタンフォード大学経営大学院 修了。Ph.D. (Business)。ワシントン大学 助教授、青山学院大学教授、東京大学 教授などを経て2018年より現職。専門は人事経済学、組織経済学、労働経済学。4545政治経済学部School of Political Science and Economics

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