学部入学案内
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社会に貢献できるのがデータ科学の魅力 あらゆる分野に活用できる学問だと実感した今「データに基づいて自分の主張や考えを論証する」あるいは「データに基づいて何かを決定する」重要性がさまざまな学問領域で高まっています。データ科学とは、データに基づく論証や意思決定を取り扱う学問です。データ科学教育プログラムでは、このデータ科学の最も基本的かつ重要な考え方から始まり、最先端の技術までを体系的に学ぶことができます。まずは考え方の基本 となる「データ科学入門」シリーズを受講してみてください。各科目は完全なオンデマンド科目として提供されており期間内の自分の好きな時間に学習できます。 「データに基づく意思決定」データ科学を基礎から学ぶ野村 亮 Nomura Ryoデータ科学センター 教授担当教員より社会科学部を選んだのは、政治学や経済学、商学などさま ざまな分野について幅広く学べるところに魅力を感じた からです。1年次に基礎を一通り学び、その中で一番力を入れて学びたいと思ったのが統計学でした。さらに深い知識を得ようと2年次の春学期からデータ科学入門αβを、秋学期にはデータ科学入門γδを受講。機械学習やAIなど画期的だと思われている技術が実は地道なデータ 集めから始まっていることや、データ科学を活用して人を集めたり機械の精密さを測定したりできると知ったことで、この学問は社会のどんな分野でも活かせるのだと実感しました。学内外のデータサイエンスコンペティションにも参加し、数カ月後の参議院選挙の結果を予測したり、タクシー会社の方々と話し合いながらデータを収集、分析し、集客に活用する方法を考えたりする体験を通して、データ科学の面白さを改めて認識しました。同時に数学やプログラミングだけでなく、心理学や物理学など幅広い知識の 必要性を感じるなど、視野も広がったように思います。データ科学の魅力は、さまざまな形で社会のあらゆる場面に 貢献できることだと思います。ぜひ皆さんも履修して社会に出て役立つ力を身につけてください。吉村 光汰 Yoshimura Kota社会科学部 4年愛知県・南山高校出身19の早稲田で思考力を鍛える世界で輝く

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