学部入学案内
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入学した社会科学部では、1年次の必修科目の一つがオンデマンドで行われる「学術的文章の作成」でした。授業では「一つの文章に一つの事柄を書く」「文章全体の構成を考え、矛盾なく書く」といった文章作成の基本を修得。 自分の考えを論理的に整理し、的確に文章化する力が磨けました。毎回提出する課題は指導員からのコメントと評価 が付いてフィードバックされ、客観的な視点からのチェック も励みになります。高校まで自分の考えを言語化して 文章にするのは苦手でしたが、自分が書いた文章が模範例として授業で紹介されたときは成長が実感でき、とてもうれしく感じました。ほかの授業で使う資料なども文章の全体構成を意識すると論点が理解しやすく、レポートも分かりやすく書けるなど、この授業で培った力はあらゆる科目で役立っています。また、学期途中からはライティング・センターも利用しています。1回45分で、事前に提出した文章に対しチューターが良い点・足りない点を明確に伝えてくれるのですが、どのように変えたら良いかを自分自身で気づけるように指導してもらい、文章を書く力を養えました。早稲田には他にも豊富なプログラムがあるので、 後輩のみなさんにも積極的に活用してほしいと思います。 論理的な思考力、的確な表現力が養え 培った力はすべての授業で役立った西田 和奏 Nishida Wakana社会科学部 1年埼玉県立浦和第一女子高校出身皆さんは、大学ではどのような勉強の機会が待っているのだろうと楽しみにしていることと思います。その一方で、レポートをたくさん書かなくてはならないのではないか、レポートはどのように書くのだろうかという心配も頭をもたげているのではないでしょうか。早稲田大学では、そのような1年生 たちのために、レポートや論文を書く際の「こつ」を教える授業を提供しています。授業では、文章指導者が8週間に亘り、あなたの書いた文章にコメントをつけて指導します。また、いつでも無料で利用できるライティング・センターがあります。英語で書いた文章を含め、ここでも文章指導者が文章をよりよくする方法を一緒に考えます。安心してレポートや論文を書き、充実した学生生活を送りましょう。書く力をつけて充実した学生生活を佐渡島 紗織 Sadoshima Saori国際教養学部 教授担当教員より15の早稲田で思考力を鍛える世界で輝く

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