学部入学案内
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社会のニーズに応えて進化を続ける大学院教育早稲田大学の大学院は学部を基礎とした研究科、最先端の研究を行う研究センターを母体とした独立研究科、高度化するニーズに対応する高度専門職業人養成を目的とした専門職学位課程の専門職大学院に大別されます。社会人の受け入れ体制の強化、コース再編、共同研究科や一貫制博士課程の設置、他大学・研究機関との交流など多くの改革が進んでおり、グローバルな教育・研究体制を構築しています。これまで文部科学省の大学院教育関連の支援プログラムに多数採択されるなど、その社会的評価は高く、多くの研究科で9月入学を実施しているのも特徴となっています。理工系学部では学生の約7割が大学院に進学しています。新設・変更点についてTopics早稲田大学は東京大学、京都大学、慶應義塾大学との間で「大学院教育における大学間学生交流協定」を締結し、活発な交流を展開しています。この協定によって各大学の研究科間で学生の派遣と受け入れに関しての協議を行い、合意がなされた場合、協定大学での研究指導を受けることができます。また、共同大学院として、先進理工学研究科に3つの専攻を設置しています。さらに、ナンヤンビジネススクールとのダブルMBAプログラムをはじめとして、研究科によりダブルディグリー制度を設け、2つの大学の学位を取得する道も開けています。東大・京大・慶大をはじめ 他大学での研究指導も可能3大学院教育は、社会から高い評価を得ており、これまで文部科学省の「研究大学強化促進事業」「博士課程教育リーディングプログラム」「大学の世界展開力強化事業」をはじめとした大学院教育関連の支援プログラムに、各研究科の多くのプロジェクトが選定されています。また、多くの研究科で英語による学位取得プログラムのコースを設置。研究科によっては外国人学生が大半を占めるなど、グローバルな環境のもとで教育・研究を行っています。グローバルな環境のもとで教育・研究を展開1学生が安心して学業・研究活動に励めるよう、奨学金制度を充実させています。学内の奨学金はすべて返済不要の給付奨学金です。奨学金受給希望者のうち、修士課程では8割以上、博士後期課程では9割以上の学生が奨学金を受給しており、社会人入学者が受給できる奨学金も用意されています。また、社会人入学者には国の教育訓練給付制度があり、指定された研究科で一定の条件を満たす方にはハローワークから訓練費の一部を支給する制度があります。詳細については、奨学課のウェブサイトをご確認ください。経済面からのサポート体制も充実4専門職大学院・独立研究科はもとより、学部を基礎とする研究科でも多くの社会人を積極的に受け入れており、社会人入試や特別選考入試、AO入試など、社会人を対象にした入学試験を実施しています。研究科によっては社会人のための短縮コースも設けているほか、開講時間においても、昼夜開講制、夜間と土曜日の開講など、社会人の勤務を妨げることなく学べる配慮がなされています。多くの研究科で積極的に社会人を受け入れ22021年度に開設した政治学研究科の「グローバル公共政策コース」において、実務経験を有する社会人を対象とした1年制コースを2022年度より開設予定です。[ 2022年度 ]政治学研究科 : 「グローバル公共政策コース」で1年制コースがスタート文学研究科が蓄積してきた日本文学の研究成果を、世界に向けて発信できる人材の育成を目的とし、「国際日本学コース(Global Japanese Literary and Cultural Studies、略称Global-J)」の修士課程をスタートしました。当コースのスタートは、“Waseda Vision 150”を踏まえ、未来を創造する教育・研究システムを構築し、徹底的な国際化の推進を目指すスーパーグローバル大学創成支援「Waseda Ocean 構想」のもと、真にグローバルな視野から日本文化を捉え直しつつ、その成果の発信と、同分野での若手研究者の育成とを目標に掲げた国際日本学拠点の理念を実現するものです。文学研究科 : 「国際日本学コース」の修士課程がスタート政治学研究科では、公共経営専攻(専門職学位課程)の学生募集を2020年9月入学者をもって停止し、政治学専攻(修士課程)に「グローバル公共政策コース」を新設しました。当コースは、公共経営専攻の設置理念や特色を引き継ぎながら、現代社会のニーズによりマッチした、競争力のある新カリキュラムを備えたコースです。公共政策の現場では、科学的根拠に基づく政策立案や評価が重視されています。このようなニーズに対応し、学際的・国際的な視座に立った高度な分析能力を有する人材を養成していきます。[ 2021年度 ]政治学研究科 : 「グローバル公共政策コース」を政治学専攻に新設135135Graduate School大学院

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