学部入学案内
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導入教育を徹底し2年次にコースを選択スポーツ科学の学問領域が持つ多様な側面や幅広い可能性を、1年次の「スポーツ教養演習」によって理解していきます。この授業はホームルームの機能も果たし、大学生活当初からスムーズに学習 を進めるための導入教育が徹底して行われます。2年次にコースを選択し、各自が追究したいテーマについて深く学んでいきます。また、グローバル化に対応した少人数制英会話授業「Tutorial English」を必修科目として設置。「スポーツ英語」も数多く用意しています。充実したゼミ教育を展開ゼミ教育は2年次秋学期の演習Ⅰから始まり、演習Ⅱ、Ⅲ、Ⅳと発展し、卒業研究へつながっていきます。多彩な分野で研究活動を行っている充実した教授陣のもとで50以上のゼミを設置し、学生の さまざまな関心や進路に応じた専門教育を展開しています。また、 大学院スポーツ科学研究科との一貫教育によって、成績優秀者については最短通算5年間で学士および修士学位を取得できる道が開かれています。Curriculum走りのパフォーマンス向上をさまざまな見地から科学的に解明する走りの技術・戦術は異なる競技にも広く活用が可能スポーツ競技は基本的に世界共通のルールで行われます。その競技力向上の トレーニング法について、バイオメカニクスや運動生理学、心理学、組織論など多岐にわたる視点から解明する学問がコーチング科学です。私の研究室では「短距離走」のパフォーマンス向上を、動作解析やトレーニング実施計画と評価法、社会調査法などを用いて研究しています。さらに短距離走の技術や戦術を他の競技種目に取り入れることも試みます。例えばサッカー選手の走りの最大速度向上により、試合後半までゲーム速度に対応できるようになるなど、競技種目を超えて知見を役立てることもコーチング科学の面白さだと伝えています。見る側・支える側も含めたスポーツを学べる学部研究を通して学生には、これまで自身が競技者として感覚的につかんできたものを数値に変えて理解し、やがては競技の映像を見ると頭の中で数値に変換できるような思考力が備わることを期待します。またスポーツ科学部では、自らは競技者ではない学生も多く学んでいます。見る側・支える側も含めたスポーツ の多様な側面やその背景を科学的に掘り下げて学べるのが本学部の特色です。 日本ではスポーツ=学校体育という狭い枠で捉えられがちですが、そこから 解放されたグローバルな視点でのスポーツの見方、考え方、行動を、スポーツ科学部の学びを通して培ってほしいと考えています。礒 繁雄Iso Shigeoスポーツ科学部 教授Message from Professor早稲田大学教育学部卒業、日本体育大学大学院体育学研究科修了。修士(体育学)。関西学院大学教授、早稲田大学助教授を経て2005年より現職。専門はコーチング科学、障がい者スポーツ指導法。早稲田大学競走部監督も務める。1年次2年次3年次4年次第1セメスター第2セメスター第3セメスター第4セメスター第5セメスター第6セメスター第7セメスター第8セメスター学部指定科目スポーツ教養演習248以上スポーツ科学概論2スポーツ方法実習4~20英語(Tutorial English)6コミュニケーション科目(スポーツ英語等)6~20基礎科目8~48演習Ⅰ演習Ⅱ演習Ⅲ演習Ⅳ4卒業研究8コース指定科目コース基礎演習6以上46以上コース基礎科目コース選択科目10以上他コース科目0~30その他全学オープン科目等0~30卒業必要単位数(合計124単位)コース決定ゼミ決定125125スポーツ科学部School of Sport Science

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