学部入学案内
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専門科目Subject人間を主体とした『環境』という視点から、さまざまな環境と人間のかかわりを複合的に見つめていく人間環境科学科 人間と環境のかかわりをダイナミックに探究家や街、地域コミュニティなどを環境 として捉え、その中で心や行動がどの ようにつくられ、変化するか、そのプロセスを研究しています。建築学、環境心理学、社会心理学、発達行動学、発達心理学などから総合的に、環境への能動的なかかわりを検討します。心理・行動系人間や動植物がどのようなところで生息しているか、また地球上における資源 ネットワークなどの点から、食料・農業・環境問題にどうアプローチできるかを研究しています。生態学、地球環境科学、大気化学、微生物学、環境経済学、持続型地域再生論などを専門とする教員達が指導にあたります。生物・環境系社会学と人類学の領域から、家族や格差、地域社会、都市化、持続可能性など、社会的環境のさまざまな問題について研究しています。家族社会学や労働社会学、都市社会学、国際社会学、社会人類学、人口社会学、環境社会学などを専門と する教員で構成されています。社会系考古学や文化、ことばの面から環境を 捉え、人と人、人とモノの関係を研究 しています。地域や社会、技術、歴史、文化など研究テーマは多岐にわたっています。文化人類学、社会人類学、日本考古学、移民研究、科学史、ドイツ地域 文化、スペイン地域研究などを専門とする教員が指導にあたります。文化系健康科学・福祉科学を融合させ、健康福祉の新たなあり方を創成していく健康福祉科学科 グローバル社会を担う、新たな健康福祉をデザイン個人と環境との相互作用を踏まえ、心理行動面から健康・福祉を推進する研究に取り組んでいます。心理学領域の対人援助職を目指す者には、本格的な教育・訓練の場を用意しています。認知・行動療法では我が国有数の教育・研究環境を有しています。臨床心理系人間がより健康的に生きるために不可欠な生命現象を体系的に学びます。人間の健康を支える内的な条件(運動や栄養・休養)と、外的な条件(環境)に対する人間の適応や行動について、神経科学や生理学、健康科学などの視点からアプローチしています。健康・生命系人間の尊厳とWell-beingの実現を目指して、保健と社会福祉に関する社会的 システムのあり方や制度、援助の方法 などを研究しています。保健と福祉に関する幅広い学びを重視し、社会において人々に貢献できる人材の育成を目指しています。保健福祉系人間が健康で生きがいをもって暮らしていくための工学的支援の方法や、臨床現場における社会文化的な問題の解決を目指して、臨床と科学技術を融合させた研究をしています。医療・福祉および関連領域の臨床現場を推進・管理する力をもった人材を育成します。医工人間学系人間がかかわることで生まれる情報、そのプロセスを科学的に分析し、情報を豊かに生み出す環境を追究する人間情報科学科 「情報」という視点から、人間に科学的にアプローチコンピュータサイエンス理論の人間科学への応用、デジタルメディアによる情報の表現方法などを研究しています。情報科学、計算機科学、情報コミュニケーション科学など、幅広い理論と実践を学ぶことができます。情報科学系環境から得た情報を人間がどう処理し行動していくかと いうプロセスを、脳内での情報処理も含めた基礎的側面と、その応用的側面から研究しています。認知科学や情報工学などを専門とする教員が指導にあたります。認知科学系周辺環境と人間の接点をヒューマン・インタフェースと いう立場から研究し、人間にとって快適な生活を保障する情報制御のあり方を追究します。人間工学や生活支援工学、生体機能測定学などを専門とする教員が指導します。人間工学系言語という情報を利用した、人間と社会や環境とのかかわりを、応用言語学や心理行動学、メディアコミュニケーションなどの視点から研究しています。ノンバーバル(非言語)コミュニケーション研究もこの系に含まれます。コミュニケーション学系教育という分野の中で、人間が成長過程で情報とどうかかわり利用していくか、さらに ウェブを利用した通信教育が教育の質をどう変えていくかを、教育工学や情報工学、教育 心理学などの視点から研究しています。教育工学系人間科学部では、2003年よりインターネットをフルに活用した通信教育課程「eスクール」を開設しています。学科は「人間環境科学科」「健康福祉科学科」「人間情報科学科」の3つ。約400の科目を開講しており、講義をはじめ、レポートの提出やテストの受験などもインターネットが利用できる環境であれば、いつでもどこでも受講可能です。eスクールは正規の大学教育課程ですので、卒業すると学士(人間科学)の学位が授与されます。 また、卒業生の約2割が大学院に進学しています。入学から卒業までの流れやカリキュラムの詳細については、eスクールのウェブサイトをご確認ください。Information人間にかかわる諸問題をインターネットで学び探求するhttps://www.waseda.jp/e-school/120

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