学部入学案内
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1年次2年次3年次4年次人間科学基礎科目人間科学基礎科目6以上リテラシー科目データ(必修)データ(選択)8以上日本語2英語6以上外国語(英語以外)4以上人間科学教養科目人間科学教養科目8以上専門科目6以上基盤科目6以上32以上大学院合併科目0以上専門ゼミ専門ゼミ8卒業研究卒業研究ゼミ12その他全学オープン科目・自由科目*など0~26※科目履修年次はモデルです。 ※他学部設置科目、全学オープン科目などを卒業単位に含めることができます。 *科目の中には登録制限単位に関わらず登録できる一方で、卒業単位には算入されない科目があります。これを「自由科目」と言います。卒業必要単位数(合計124単位)実験調査研究法発展科目 複数の専門性を行き来しながら 体系的に学ぶ人間科学部では、高校までの「文系」「理系」の枠や学問領域を超えて、関心のあるテーマを融合的に学ぶことができます。「基礎ゼミⅠ・Ⅱ」や「人間科学概論」では、教員の先端研究にふれながら、探究に必要な視点や知識を多角的に学びます。専門科目では、Ⅰ群(実験調査研究法)、Ⅱ-A群(基盤科目)、Ⅱ-B群(発展科目)、Ⅲ群(大学院合併科目)などの科目群が設定され、専門性を行き来しながら体系的に人間科学を学ぶことができます。実践的な学びを通して 「自ら考える力」を培う教員と学生の距離が近く、1年次からインタラクティブに「自ら考える力」のスキルを身につけることができます。アクティブラーニング や教室の外に出て調査を行うフィールドワークなど、実践的で多様なスタイルの授業により学生の知的好奇心と問題意識を喚起します。大学における探求の総仕上げとして「卒業研究」を必修としており、1人の教員につき平均8名という少人数環境のなかで取り組み、学びの集大成とします。Curriculum人間の主体的な学びと成長を促す教育システムの開発・改善方法を探究情報と意味をつなぐプロセスに、教育が重要な役割私たちは日々多くの情報に接し生活しています。しかし情報はそのままでは単なる情報に過ぎず、個々人の中に取り込まれ意味付けがされて初めて、自身の学びや成長に役立つものになります。私の研究室では、教育を「情報と意味の世界をつなぐためのシステム」と捉え、真に人を育てることのできる教育システムの開発や改善を目指し研究を行っています。世界的な潮流として今、従来の一方向的な教育ではなく、アクティブ・ラーニングに代表される主体的で対話的な学びが重要視されています。教育の明日を考える上で、教育心理学や教育システム開発を学ぶ意義は増していると言えます。学校教育の枠を超えて「教えること」の本質を探るゼミの学生が選ぶ研究テーマは学校教育にとどまらず、コミュニティにおける多文化教育や、所属するサークルの組織、リーダーシップについてなど多岐にわたります。人間を中心として、学校教育の枠にとらわれない幅広い角度から「教えること」の本質に迫っていけるのも人間科学部ならではの学びの面白さでしょう。また、国内外の教育関連企業や小中学校などと連携したフィールドワークも活発に行っています。現場のニーズや課題について、 実践の内側にいる人の視点から理解を深め、関係者と対話を重ねながらより良い方法を模索する経験は、社会に出てもあらゆる場面で活きてくるはずです。井上 典之Inoue Noriyuki人間科学部 人間情報科学科 教授Message from Professor大阪大学基礎工学部卒業、ハーバード大学大学院修了、コロンビア大学大学院修了。博士(教育心理学)。大阪府立高校教諭(数学)、サンディエゴ大学准教授などを経て2017年より現職。専門は教育システム開発、教育心理学、アクション・リサーチ。119119人間科学部School of Human Sciences

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