学部入学案内
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[ 社会に貢献する ]地域連携ワークショップ地方創生への挑戦~地域が抱える課題の解決策を提案~地域が実際に直面している課題について、学部も学年もさまざまな学生がチームを組み、解決策を提案する実践型のワークショップです。 地域に赴き、自治体関係者や地域住民へのヒアリングやディスカッ ション、アクティビティへの参加、グループワーク等のフィールドワークを通じて、課題解決策を練り上げ、最終報告会で自治体トップや住民に対して提案を行います。地域の魅力を知り、地域課題を深く考え、仲間と最後まで考え抜く力を養う社会連携教育プログラム※です。 行政の諸活動を分析し研究する稲継裕昭ゼミに所属し、各地域への政策提言を通 して行政学の学びを深めたことで、旅行者の視点とは違う立場からその地に関わることへの面白さを見出すようになりました。その中で九州地方は観光以外の知見を得られて いなかったこともあり、佐賀県唐津市の地域連携ワークショップに参加することにしま した。与えられたのは「住みたいまち『唐津』へ」という、唐津の魅力を活かした移住定住を促進する施策とその施策についての効果的なアピール方法を提案するという テーマ。参加したのは学部も学年も異なる学生が10名、2つのグループに分かれて 唐津市でフィールドワークを行いました。その後のグループワークで意外だったのは、それぞれが発言する内容には所属している学部での学びが色濃く反映されていると いうことでした。4年間学んだとはいえ学部生の自分には、まだまだ政治、行政学的な 思考は身についていないと思っていましたが、他の参加者の考え方との違いに気づき、私のなかにも政治経済学部での学びがしっかり根付いていると認識を新たにしました。 最終日の報告会は、自治体関係者の方々にじかに提案内容を伝えられる場であったため、私たち学生からの提言に対する職員の方々の反応まで、つぶさに知ることができました。 卒業後は公務員として自治体の行政に関わっていく私にとって、今回の参加はキャ リアパスを考えるうえでも貴重な体験となったと思っています。社会に出てからのキャリアパスでも活きる自身の学びへの振り返りにもつながる体験須藤 駿斗政治経済学部 政治学科4年埼玉県・早稲田大学本庄高等学院出身Student's Voice地域連携ワークショップ2018年度実施一覧・岩手県田野畑村~「道の駅たのはた」誘客大作戦!~移転リニューアルを予定している「道の駅たのはた」の移転後の誘客に向けた 具体的なアイディアを提案・佐賀県唐津市~住みたいまち「唐津」へ~唐津の魅力を活かした移住定住促進策とその施策を効果的にアピールする方法を提案・静岡県南伊豆町~「伊豆」最南端で町オフィシャルムービーを作成しよう~「いろう男爵」を使って、南伊豆に来たことがないファミリーに、南伊豆の魅力を届ける! 「いろう男爵」× 〇〇 = 南伊豆に行きたい!・新潟県燕市~ものづくりの聖地、燕市で新規事業を考えよう!~金属加工品の産地として有名な燕市で、産地の強みを生かした新たな事業を提案・長野県木島平村“みんな”が楽しめる木島平スキー場とは?老若男女、さらには外国人も含めて楽しめるスキー場運営を提案・和歌山県串本町~本州最南端で考える観光プラン~観光客の受け入れ体制の強化策として、串本町の観光コンセプトと、 それに基づく自動車を使用した1泊2日の観光ルートを提案※社会との連携による教育プログラムを展開しています。「地域連携ワークショップ」のほか、企業課題の解決策を提案する「プロフェッショナルズ・ワークショップ」(P.146参照)などがあります。149

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