学部入学案内
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国際共同研究推進早稲田大学では、海外研究機関との連携強化を模索し、研究者個人ではなく大学として、組織的な国際共同研究を新たに創出する「国際研究プロジェクト創出支援プログラム」(以下「研究クラスタプログラム」)を実施しています。米州ではカリフォルニア大学サンディエゴ校と協議を進めており、欧州については2016年に英国バーミンガム大学と共同研究の戦略パートナーシップに合意し、研究クラスタプログラムの下、現在15分野(シェイクスピア研究、言語学、ロボット、大気環境科学、国際労働移動等)の共同研究を支援しています。2018年11月26日・27日には、共同研究の成果の発表と今後の交流の活性化のための舞台として早稲田大学におけるバーミンガム大学デーを開催し、日英国際シンポジウム「現代のシェイクスピアの翻案と上演をめぐって」のほか、さまざまなワークショップにて研究者同士のディスカッションを行い連携を深めました。2016年に開設したブリュッセル・オフィスも活用しながら、今後も人文社会系から理工学系にわたる研究交流を強化していきます。データサイエンス研究・教育早稲田大学は2017年12月1日、データ科学総合研究教育センターを開設しました。本センターは、本学が有する私立総合大学の強みを最大限に活かし、理工系・人文社会学系の専門領域の知見と、データ科学との融合を図るプラットホームを提供します。総合知・新しい知の創造と複雑でグローバルな社会問題解決を行うことができる人材の育成や、大学全体の研究力の向上を目的としています。これまで複数の民間企業・公的研究機関・大学等と研究教育面での連携を推進してきました。今後は国内のみならず、海外の関係機関とも大規模なネットワークを形成し、世界の先進的研究教育モデルの拠点として、データサイエンスと専門知識の融合による最先端研究に努めていきます。● 既存提案手法の有効性検証● 新たなモデル・手法の提案● データ分析により得られた 新たな知見データ活用目的の構造● データを何に使いたいか● データから何を主張したいかデータ分析● 最新の分析手法の利用● 新たな分析モデル・手法 の構築● 既存知識との比較・検証● 得られた結果の妥当性の 検証分析結果の検証データ解析に関する研究成果専門分野での研究結果産学官連携推進早稲田大学では、産学官連携活動を通じてイノベーションの創出を図り、世界を舞台に、さらなる産業の発展と持続的社会の実現に貢献していくことが大学の使命であると考えています。産学官研究推進センターは、1999年に発足以来、産学官連携に関する研究契約や知的財産の管理、技術譲渡による知財の実用的展開を進め、また学内の発明技術に対するインキュベーション活動も積極的に行ってきました。産学官研究推進センターでは、これからも産学官連携を推進するための強固な土台を築きながら、早稲田大学教旨の一つである「学問の活用」を実践していきます。なお、現在、大型産学連携の展開を加速することを狙いに、新研究開発棟建設が早稲田キャンパスにて進められており、地上6階、地下2階建ての大型コンソーシアム展開拠点が2020年に完成する予定です。産学官研究推進センター検索データ科学総合研究教育センター検索113研究体制

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