学部入学案内
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教育システムキーワード検索なしで欲しい情報を得られる理想的な社会情報とのギャップをなくすことで人間を幸せにしたい自分自身が欲しい情報にアクセスできる幸せと他者と繋がることで得られる幸せのための研究膨大な情報が溢れる現在の社会において、その中の必要なものにだけ到達することは容易ではありません。例えば、何かしらの情報を得たいときはキーワード検索の結果からアクセスするのが一般的です。もし、ユーザーの状況を自動的に推定し、それを満たす情報を推薦するシステムにより、キーワード検索をせずに情報を得られるとしたらどうでしょう。人間と情報のギャップがなくなった理想的な社会といえます。その実現のために、コンピュータが言葉を理解する自然言語処理や人間とコンピュータの関係について考えるヒューマン・コンピュータ・インタラクションの研究が必要であり、それらを含めた情報アクセスが私の専門分野です。情報技術の目的は人間を幸せにすることにあります。自分自身が欲しい情報にアクセスできる幸せだけでなく、他者と繋がることで得られる幸せも情報技術にはあると考えています。Twitterを用いた授業や学会発表を模した授業など“遊び心”のある工夫により学生の参加を促す一方通行の授業を避けるために、Twitterの投票機能を用いて簡単な問題を出題し、学生に回答してもらうといった“遊び心”のある工夫を凝らしています。これにより、その時点での学生の理解度を把握でき、学生にとってもその日の授業内容を振り返りながら議論できるなどのメリットがあります。また、「情報アクセス評価基盤」という科目では、英語によるプレゼンテーションやその発表に対する評価を学生にさせる「疑似学会発表」を意識しています。加えて、私の研究室は外国人学生が半数を占め、海外の企業や大学との共同研究にも力を入れています。共同研究先の企業から派遣された方が研究室にいるので、企業にしかないデータを扱った研究も可能です。こうした環境の中で、学問的な体力と自分の主張をさまざま言語で発信する能力を、一人でも多くの学生に身につけてほしいと願っています。MESSAGE FROM PROFESSOR酒井 哲也Sakai Tetsuya基幹理工学部情報理工学科 教授学系Ⅰ(80名)学系Ⅱ(350名)学系Ⅲ(120名)数学科(50名) 50名--応用数理学科(60名) 30名30名-機械科学・航空学科(140名) -140名-電子物理システム学科(80名) -80名-情報理工学科(80名) -50名30名情報通信学科(80名) -50名30名表現工学科(60名) --60名学系から各学科への進学定員数学科応用数理学科機械科学・航空学科電子物理システム学科情報理工学科情報通信学科表現工学科学系単位で入試を実施数学応用数理、機械科学、電子物理システム学、情報理工・情報通信、表現工学、材料科学※の6専攻数学、物理学、情報、語学を中心とした統一カリキュラム週1時間の学系別専門科目学部・大学院の6年一貫教育数理科学の基礎と基礎工学を十分習得した上で、専門を学ぶ大学院4年次3年次2年次1年次学系Ⅰ学系Ⅲ学系Ⅱ2年生進級時に学科選択(進級振り分け)どの学科が自分に合っているか、1年間勉強してから専門分野を決定※2019年4月新設予定(文部科学省に設置届出予定)79法学部教育学部商学部社会科学部国際教養学部文化構想学部文学部創造理工学部先進理工学部人間科学部スポーツ科学部政治経済学部基幹理工学部

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