学部入学案内
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イギリスの高等教育専門調査会社のQS社が発表する「QS Graduate Employability Rankings 2018」では、前年に引き続き世界第26位になっています。評価指標は、雇用者による評価、卒業生の活躍、主要企業との共同研究実績、企業などの学内採用活動、卒業生の就職率等の項目からなり、本学の企業との連携した取り組みや卒業生の活躍が国際的に高く評価されたものです。また、国内私大では1位、アジアでは5位となっており、“Waseda Vision 150”をはじめとする様々な取り組みが、主として卒業生の活躍を通して客観的に評価された結果といえるでしょう。“Waseda Vision 150”では、グローバルリーダーを育成することを重要な柱の一つとして掲げており、人材育成という観点からも「アジアのリーディング・ユニバーシティ」として、世界に貢献する大学であり続けるためにさらなる改革を推進していきます。卒業生の活躍が世界的に評価されています!グローバル社会で活躍できる人材を育て世界に貢献する大学であり続けるために私たちが目指す早稲田の姿とは、世界の教育・研究をリードするWasedaを作り上げることです。Best Education, Best Research, さらにBest Communityを旨として、グローバル社会における“Waseda, the Best”の実現を目指しています。今こそ、早稲田が育んできた自由と多様性の伝統と、挑戦する志を大きく開花させ、具体的に結実させていく時であろうと思います。 早稲田大学は、建学の理念である「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」の三大教旨を教育研究の原点としています。それを現代社会にふさわしい形で実現することを目指すのが、2012年に策定した創立150周年に向けての将来計画である“Waseda Vision 150”です。 これは4つのビジョンをもとに大学の教育研究をより強化していくもので、日本や国際社会の発展に貢献する大学としての姿勢を示し、現在も改革を力強く推進しています。特に学部教育については、世界へ貢献する高い志を持ち、人間力・洞察力を備えたグローバルリーダーの育成を目指しており、そのための様々な制度を整えています。 また、“Waseda Ocean構想”が文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」のトップ型に採択されています。これは、世界に向けて大学を開放し、ダイナミックな頭脳の国際的流動の中で、教育研究の質と量の飛躍的向上を目指すもので、これにより早稲田大学の改革はますます加速していくことが期待されています。 早稲田大学の卒業生は、社会のあらゆる分野で活躍しており、昔も今も高い評価を得ています。それは、大学の主役は学生であるという考え方を基本に、すべての改革を「学生のために」という観点から進めていることに源泉があると言えるのではないでしょうか。「学生のために」という観点からの大学づくりを推進 現代社会が直面する課題の多くは地球規模で考えなければならず、これからの大学教育は、グローバル化の視点を抜きにすることはできません。その点で早稲田大学は、多彩な留学制度、実践的な外国語授業、英語科目のみで学位を取得できる制度、国際水準のクォーター制などを整えています。また、世界の約800の大学や機関と協定を結び、すでに教育研究とキャンパスのグローバル化は日本随一の水準です。 世界から集まっている外国人学生は7,400人以上に及び、40%以上の学生が卒業するまでに一度は留学や海外フィールドワークなどを体験しています。他大学にはない大きな特徴は、外国人学生の約半数が学部に在籍し、同じ教室で日本人学生と一緒に学ぶことはもとより、サークル活動や生活面など、あらゆる場面において異文化交流が密に展開されていることです。例えば、国際学生寮WISHでは、日本人学生と外国人学生がともに生活を送り、「自ら考え、行動し、他者と協働しつつ成果を出すための人材」となるためのSIプログラムを実施しています。異文化交流センター(ICC)では年間300以上のイベントを実施するなど、“早稲田スタイルの異文化交流”を展開しています。教育研究とキャンパスのグローバル化は日本随一の水準 大学の本来の役割は、単に知識を伝授するだけでなく、各人がその潜在的能力を再確認し、自らの進むべき道を見出し、着実に前進していくための基盤を涵養するところにあると考えます。早稲田には自由と多様性を重んじる伝統とそれを実現するための環境があり、自由な立場で自分の生き方を模索し、自分なりの価値観を形成していくことができます。 学習・研究面ではもちろん、学術・文化・スポーツ等の自主的な活動に挑戦できる機会とともに、世界各国・日本各地から集まった個性豊かな学生たちと切磋琢磨する機会に恵まれています。インターンシップやボランティア活動など、社会との接触を通じて学ぶ体験型学習プログラムも極めて充実しており、年間延べ3万人以上が参加して学生は主体的・能動的に思考し、行動できる力を身につけています。これらにより、異なる文化や価値観を持つ人、立場の違う様々な人との交流で人格形成が期待できるのは本学ならではのものだと自負しています。 早稲田大学は、ともすれば大講義中心のマスプロ大学と思われがちですが、現在50人以下の対話型授業の割合は80%を超えています。また、年間約36億円の返済不要の給付型学内奨学金を用意するなど、国内トップクラスの充実度を誇ります。こうした環境を積極的に活用し、大学時代にしかできないことにチャレンジしてください。自由と多様性を重んじる伝統の中で人間的成長を促す19

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