学部入学案内
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早稲田大学、その「多様性」アジアの学生が一堂に会し学び合うAsian Students Environment Platform(ASEP)アジアの学生が集い、環境保全や自然との共生のあり方についてフィールドトリップとディスカッションを通じて見識を広める場の創出を目的として、公益財団法人イオン環境財団が出資・主催するプログラムです。6回目となった2017年度は8大学(清華大学、高麗大学校、ベトナム国家大学ハノイ校、マラヤ大学、王立プノンペン大学、インドネシア大学、チュラーロンコーン大学、早稲田大学)の学生が参加しました。費用は主催者負担のため学生は無料で参加することができます。アジア各国の志の高い学生と切磋琢磨しながら学べる貴重な機会です。■ 海外留学プログラム(長期・中期・短期)■ 海外研修科目■ OECD(経済協力開発機構)プログラム■ サマーセッション■ 国際教育導入プログラム(GW短プロ)■ Building the TOMODACHI Generation プログラム※ 海外留学プログラムについてはP.134を、その他のプログラムについては留学センターホームページをご覧ください。世界を知るためのさまざまなプログラムTOPICSOB/OG INTERVIEW 短期と長期それぞれのプログラムでアメリカの大学に留学した経験から、もっとアジアの人たちとも交流したいと思い、ASEPへの参加を決めました。各国の学生たちと「水との共生」をテーマに中国各地を巡り、それぞれの国が置かれている現状や環境課題の解決に向けた取り組みなどを話し合いました。発展途上国の人々にとって環境問題はシビアなものであり、国や公共のためにという志を持ってプログラムに参加しています。バックグラウンドが違えば物事を見る視点も異なるため、多角的な議論が自然と生まれ優れたアイデアが創出されることを実感しました。 この経験は経営コンサルタントとして働く今にもつながっています。そもそも私がこの仕事を選んだのも、さまざまな業界で経験を積んだ人や外国人といった、多種多様な生き方をしてきた人たちとチームを組んで働くことに醍醐味を感じたからです。一筋縄ではいかない上に時間的な制約もある依頼内容に対して、自分とは異なる強みや価値観を持った同僚や強い意志を持って経営課題の解決に取り組むクライアントと協働する過程に、仕事のやりがいや楽しさを感じます。 チームで物事を進める上では、リーダーシップとフォロワーシップがどちらも重要です。メンバーがお互いのことを理解し、自分なりの強みや価値を主体的に発揮していくことで成果を向上できます。早稲田には「長期留学が難しくても、ASEPや短期留学に挑戦できる」というように世界を知るチャンスがたくさんあります。ぜひ、こうした環境を活かして海外での学びを実現し、リーダーとしてもフォロワーとしても活躍できる人を目指してはいかがでしょうか。デロイト トーマツ コンサルティング合同会社東京都・海城高校出身2014年 文化構想学部 社会構築論系 卒業清水 康晶Shimizu Yasuaki学部では国際開発や都市計画のゼミに所属。環境の変化が著しい発展途上国での学びに関心があったこともASEPに参加するきっかけとなった。現在は主に製造業の事業戦略、経営課題に対してより良い提案をするべく、デロイトのネットワークを駆使して奮闘する毎日を送っている。PROFILEアジア諸国の学生たちとの交流を通じて多様な価値観や考え方に触れた経験がコンサルタントとしての今に活きている129

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