学部入学案内
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STUDENT'S VOICE■ カリキュラムの特色1年次の基礎教育を経て、2年次から論系へ進級する「1・3制カリキュラム」を導入しています。1年次では論理的思考能力・表現能力の基礎を養い、資料検索のノウハウを養う必修基礎演習・基礎講義や基礎外国語・必修英語などを重点的に履修します。2年次以降は6論系に分かれ専門性を磨いていきます。各論系には40前後の徹底した少人数教育を行う専門演習が設置され、3年次からの論系ゼミの選択により、ゼミ論文・卒業研究へつなげていきます。※‌多元文化論系 Global Studies in Japanese Cultures Program(JCulP:国際日本文化論プログラム)は英語学位プログラムのため、別のカリキュラムになります。1年次に英語と基礎外国語(フランス語、ドイツ語、ロシア語、中国語、スペイン語、イタリア語、朝鮮語、アラビア語の各言語の中から1つ選択)を重点的に学びます。2年次からは、各自の目的(留学、資格取得、大学院進学等)や関心に従って体系的に学べるよう、多彩な外国語科目を初級〜発展科目まで開講しています。文化構想学部と文学部は、外国語科目と講義科目を「ブリッジ科目」として共有しています。両学部を合わせたスケールメリットを最大限に活かして約1,000科目を設置。文化・人文・社会の各分野にまたがる古典から新領域まで学ぶことができ、自分自身の興味に合わせてダイナミックな学問の広がりを体験できます。進級後も論系を超えて履修ができ、フィールド実習、ボランティア実践、専門特殊研究などの科目も用意しており、ゼミや研究室で取り組みたいテーマについて多角的に学べます。外国語、演習、ゼミなど、教員と学生との直接的なコミュニケーションが必要なシーンでは、きめ細やかな少人数教育を実施しています。スケールメリットを活かした多様性と“face to face”の親密なコミュニケーションを両立させた教育の場を実現し、広い視野や豊かな人間力を構築することができます。基礎を知り、専門を磨く1・3制カリキュラム外国語教育の充実他に類を見ない多種多様な「ブリッジ科目」徹底した少人数教育を展開子どもと触れ合うボランティア活動を通して専門性やキャリアへの道しるべを得られました 東日本大震災の惨状をテレビで目の当たりにした経験から、大学生になったらボランティア活動に従事したいと考えていました。現在は、学生団体ラポールというボランティア団体に所属し、被災地の子どもたちを対象にイベントを企画し、交流する活動をしています。活動の中では、子どもたちが求めていることを自分たちの企画内容に反映できず、反省することもありました。イベントを企画する際にはそれらの反省を活かし、「どうしたら子どもたちが楽しめるか」「子どもたちの成長のためには何が必要なのか」という思いを大切にするようにしています。「楽しかった」「また来たい」と言ってくれる子どもたちのキラキラした笑顔が、私たちの何よりのやりがいです。 子どもと触れ合う活動をしていたことは、2年進級時の論系選びにおいても軸となりました。現在は乳幼児の発達心理学を専門として、「赤ちゃんの心のメカニズム」についての研究を進めています。乳幼児であっても両親をはじめ周囲の人との心の触れ合い、つながりを認識できていると知った時は驚きました。こうした学びや経験を活かして、卒業後は教育や保育に関する企業に就職し、キャリアを切り拓いていきたいと考えています。純粋な知的好奇心が研究に結びついていく場所自由な学問探究にはうってつけの環境です 「文化」に対する漠然とした興味と、さまざまな学問領域に関心の幅を広げられることへの魅力から文化構想学部を選びました。知的好奇心をくすぐるようなテーマで行われている授業が多く、特に興味深かったのはベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』という著書を読み解く、長谷正人先生の授業です。文中に出てくる難解な比喩表現を一つずつ取り上げていき、その“分かりにくさ”について考察することで、その表現には深いメッセージが隠されていることに思い至るといったプロセスを繰り返します。高校時代までの“正解”が用意されている勉強とは異なる知的体験がありました。 文化構想学部は既存の学問領域のなかに興味や関心を抱けるものがなければ、自ら生み出す、発見することができます。文学部とのブリッジ科目も充実しているので、自由な学問探究にはうってつけの環境といえるでしょう。また、私は学費や生活費を自分で工面しているのですが、そうした学生に対する奨学金制度などの充実も勉学や課外活動に打ち込む上での大きな助けになっています。東京の大学への進学に不安がある人も、まずはその大学に少しだけ好奇心を持ってみることで新たな発見があるかもしれませんよ。石井 舞 Ishii Mai神奈川県立相模原高校出身文化構想学部 現代人間論系 3年高田 耕平 Takada Kohei京都府立南陽高校出身文化構想学部 表象・メディア論系 2年法学部教育学部商学部社会科学部国際教養学部文化構想学部文学部基幹理工学部創造理工学部先進理工学部人間科学部スポーツ科学部政治経済学部文化構想学部81

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