学部入学案内
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STUDENT'S VOICE■ 教育システム学際型を含む11の先進的な大学院専攻● 物理学及応用物理学専攻● 化学・生命化学専攻● 応用化学専攻● 生命医科学専攻● 電気・情報生命専攻● 生命理工学専攻● ナノ理工学専攻● 共同原子力専攻● 共同先端生命医科学専攻 (博士後期課程)● 共同先進健康科学専攻 (博士後期課程)● 先進理工学専攻 (一貫制博士課程)4年次3年次2年次1年次素粒子・宇宙有機・無機デバイス持続可能社会疾患生物学情報科学光・量子エレクトロニクスケミカル・バイオサイエンスエネルギーネクスト細胞・組織工学物理学科化学・生命化学科生命医科学科電気・情報生命工学科応用化学科応用物理学科高学年~大学院学科・専攻の壁を超えた最新の学術分野への道が開かれている1~3年次各分野の専門家としての基礎をしっかり固める学科ごとに入学時から専門教育を受ける加速器を用いた放射線の応用研究に取り組みながら国際学生寮での寮生サポートにも従事してきました もともと放射線やレーザーに興味があったことから、実用的な物理学を学んで人の役に立つ技術開発に携わりたいと考え、応用物理学科を選びました。現在は鷲尾方一先生の研究室で、加速器を用いたテラヘルツ波の研究に取り組んでいます。テラヘルツ波はX線より人体への影響が少ないという特徴があり、空港の手荷物検査、野菜の鮮度チェック、機械の不良箇所の発見、さらにはがんの治療にも貢献できる可能性もあり、幅広い分野での活用が期待されています。修士論文はテラヘルツ波を用いたイメージング技術に関する研究をテーマに取り組む予定です。 研究以外では、国際学生寮WISHのRA(レジデント・アシスタント)として、新入生や後輩寮生たちをサポートする活動にも従事しています。私自身、オーストラリアから日本に来て間もない頃は何をするにも大変だった経験があるので、首都圏以外の地域や世界中から集まった寮生たちに寄り添うことが、不安の解消に少しでもつながれば嬉しいですね。 研究室や学生寮といった自分が長い時間を過ごすコミュニティの環境や、そこでの出会いは学生生活の方向性を左右します。ぜひ、いろいろな決断をするにあたっては選択肢をよく吟味すること、先を見据えて行動することを大切にしてください。電気や遺伝子、自然や農業…自ら選び取れば学びのチャンスを広げるフィールドがある いわゆる理系科目がもともと好きでしたが、大学入試の時点では専門を絞ることができなかったため、学科内に幅広い研究分野がある電気・情報生命工学科を選びました。入学してからは電気の仕組みや生体の仕組みを勉強しつつ、様々なことを体験しています。その中でも特に大きな出来事だったのは、約1年間のアメリカ・ワシントン大学への留学です。興味があった自然をテーマにした授業を取りつつ、ホームレスの人々や日系高齢者とも交流しました。留学期間終了後は現地の農家に1ヶ月滞在し、8月には環境先進国であるドイツにも足を運びました。 工学的な研究と自然や農業に対する関心は、一見バラバラのようにも思えますが、そこには「なぜ?どうして?」という共通した好奇心があります。好奇心が原動力である以上、学問の分野間や学問と日常の間に壁はありません。自分一人では考えることや気づけることに限界がありますが、学内外および国内外で多様な人たちと交流し、経験や考えを共有することで新たな視点に気づくことができます。考えるきっかけを与えてくれる人々との出会いや、自分自身のさまざまな感情を経験する機会が大学で得られるのはありがたいことです。ブラメルド 真理 BRAMELD, MariWenona School(オーストラリア)出身先進理工学部 応用物理学科 4年柏木 拓人 Kashiwagi Takuto千葉県立東葛飾高校出身先進理工学部 電気・情報生命工学科 3年法学部教育学部商学部社会科学部国際教養学部文化構想学部文学部基幹理工学部創造理工学部先進理工学部人間科学部スポーツ科学部政治経済学部先進理工学部109

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