学部入学案内
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フランスおよびフランス語圏の言語や文化、歴史や社会のすべてが研究対象です。フランス語の実用的な運用能力を身につけるのに最適の場であることも、いうまでもありません。繊細で大胆な文学作品やラディカルな現代思想、華やかな宮廷文化や独自のポップ・カルチャー、さらにはフランス語圏の人々とのコミュニケーション・スキル獲得にいたるまで、あらゆるテーマへの道が開かれていくでしょう。留学しやすい環境作りにも配慮しています。フランス語フランス文学コース■主な科目(科目名称には副題等を含む)演習科目例フランス語 フランス文学 フランス文化 フランス語学 などブリッジ科目例フランス文学史 フランス中世・ルネサンス文学 フランス小説 フランス詩 フランス思想 フランスの歴史と社会 フランス表象文化論 フランス語学概論 フランス語史 フランスの映画・映像論 フランス文学の現在 フランス比較文化論 などドイツはもとより、ハプスブルク帝国の伝統をくむオーストリア、独自の路線を歩むスイスなど、多様なドイツ語圏の文化にアプローチしていきます。文学・言語・思想を基本としますが、音楽・映画・美術・建築といった分野、表象文化論・メディア論の視点から文化研究を行う手法も学べます。また、ドイツ語の読解能力とともに、聞く・話す能力の育成にも力を入れ、トータルな異文化コミュニケーション能力を養っていきます。ドイツ語ドイツ文学コース■主な科目(科目名称には副題等を含む)演習科目例研究入門 ドイツの文学 ドイツの言語 ドイツの思想 ドイツ事情 プロジェクト系(音楽・映画・美術・建築・都市文化論・大衆文化論・表象文化論・メディア論・ジェンダー文化論) などブリッジ科目例ドイツ文学概論 ドイツ言語文化論 ドイツ文化特論 ドイツ比較文化論 ドイツ語圏の文学 ドイツ語圏の思想 ドイツ語圏の文化 ウィーン文化論 などロシアは帝政時代から激しい歴史の転変を経験し、その時代の中で文学・文化も変貌を繰り返しています。しかし民謡・民話や中世文学、巨匠たちの芸術は、時代を超えて生き続け、また日本に最も近いヨーロッパとして深い関わりを持ち続けてきました。ロシア語の習得と伝統的なロシア文学の知識を踏まえながら、新しい姿を現そうとしているロシア文化・文学像の獲得に努めます。ロシア語ロシア文学コース■主な科目(科目名称には副題等を含む)演習科目例文学・芸術・社会 ロシア語学習 ロシア・フォークロア ロシア小説論 ロシア詩論 ロシア文学・文化理論 現代ロシアの芸術・文化 などブリッジ科目例ロシア語学 ロシア語史 ロシア中世文学 ロシア現代文学 日露比較文化 ロシア思想史 ロシア文化論 ロシア文学と現代 ロシア芸術の現在 ロシア民族文化論 など演劇と映画を中心に、身体・映像に関わる文化表象を総合的に考察します。演劇については、国内外の演劇・舞踊・民俗芸能など多様な表現の探究を通じて、言語・身体・空間の関係を考察します。映像については、映画の特性をめぐり、映画史、映画理論をはじめとする多角的なアプローチを展開し、映像文化に対する理解を深めます。さらに2つの研究領域にまたがる複合的・横断的なテーマも学ぶことができます。演劇映像コース■主な科目(科目名称には副題等を含む)演習科目例日本演劇・民俗芸能 西洋演劇・テクスト/上演研究 現代舞台芸術 舞踊 映画の表現 映画史 映像文化論 などブリッジ科目例日本演劇史 西洋演劇 映画史 映画理論 テクストと演出 日本の現代演劇 舞踊史 映画作家論 映画ジャンル論 大衆映画論 など人の歴史は限りない視覚イメージを生み出してきました。古典から前衛まで、それら美術作品の成立、伝統、革新、意義、受容などをさまざまな角度から考察するのが美術史です。そのディシプリンのためには単なる鑑賞を超え、同時代史料、画家や時代の様式、神話やキリスト教、仏教の図像学はもとより、その社会や環境、コロニアルやジェンダー(性差)論も含めた多角的なアプローチで洋の東西の美術を究めていきます。美術史コース■主な科目(科目名称には副題等を含む)演習科目例日本美術 東洋美術 西洋美術 などブリッジ科目例日本美術史入門 東洋画の世界 仏教美術の歴史 奈良美術 日本の近世絵画 絵画の見方 西洋近代美術 現代アート入門 など日本列島に生きた人々の社会・生活・文化、諸外国との関係など、歴史的展開の跡を実証的に考えていきます。研究対象は、社会・政治・経済・法制・思想・宗教・文化・民俗など多岐にわたります。文字が出現してから近現代までを対象とし、扱う資料も文字史料のほか、映像・絵画・考古学資料などの境界領域にも及びます。日本の歴史を再検証することにより、新たな「未来」を構築するための糧にします。日本史コース■主な科目(科目名称には副題等を含む)演習科目例古代史 中世史 近世史 近現代史 などブリッジ科目例日本列島の人類史 古文書学 歴史学 日本戦争史 日本環境史 日本女性史 日本社会経済史アジア史学発達史 日本史概論 日本民俗学 など考古学の目的は他の歴史学と同様ですが、文字だけでなく、過去の人類が残したさまざまなモノ、遺跡や遺物などの物質資料によって研究・学習する点に特色があります。遺跡調査が考古学の基本ですが、それには発掘作業を中心とする測量、撮影、資料採取などの調査技術や、遺物、記録類の整理などの基礎技術が必要で、本コースではこれらを習得するための科目を豊富に用意しています。必要単位を満たせば、考古調査士の資格も得られます。考古学コース■主な科目(科目名称には副題等を含む)演習科目例外国考古学 比較考古学 北方考古学 実験考古学 原書講読 考古学実習 などブリッジ科目例考古学概論 日本考古学概説 世界の考古学 アジア考古学交流 環境と考古学 文化財の保存と活用 考古学方法論 野外考古学概論 理論考古学 文化財行政学 考古学と関連科学 原始古代の社会と宗教 など中国を中心にして、朝鮮半島を加えた東アジア地域が主な対象となります。古代史では、文献史料のほかに新たに出土した文字資料を組み合わせ、さらには考古学的な視点をも導入した新領域の開発に力を注いでいます。中国史は、東アジア全体を視野に入れつつ、社会史・文化史など多様な観点から新しい歴史像を追求し、朝鮮史では、中国大陸や日本列島との関連を重視した東アジア史における展開と位置づけに注目しています。アジア史コース■主な科目(科目名称には副題等を含む)演習科目例史料研究 中国古代史 朝鮮史 中国前近代史 アジア地域史 などブリッジ科目例中国古代史 朝鮮前近代史 中国前近代史 東アジア近現代史 基礎漢文 アジア史概論 アジア史学発達史 フィールド歴史学(東アジア) 朝鮮近現代史 東南アジア史 中国近現代史 など現代の世界はグローバル化により一体化し、世界の人々と触れ合う機会は格段に増えています。その意味からも世界の「今」と、多様な国々の成り立ちを示す「歴史」を比較の視点から見据え、考えることがますます重要になってきます。本コースのカリキュラムは、古代(オリエント世界を含む)から近現代、地域的にもアメリカやロシアなども含めた広い西洋世界を網羅しています。西洋史コース■主な科目(科目名称には副題等を含む)演習科目例古代史 中世史 近現代史 などブリッジ科目例西洋史概論 史学概論 西洋史学発達史 西洋史特論 西洋古代史 西洋中世史 西欧史 近現代ロシア史 科学史 など※中東・イスラーム研究コースを2017年度設置予定(次ページTOPICS参照)政治経済学部法学部教育学部商学部社会科学部国際教養学部文化構想学部基幹理工学部創造理工学部先進理工学部人間科学部スポーツ科学部文学部97

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