経営管理研究科
29/48

修了生前職でIR業務に携わる中で、機関投資家に対して自社の中長期戦略やコーポレートガバナンスの特色を定量的に説明する重要性と難しさを感じ、ファイナンスを体系的に学ぼうとWBSの門を叩きました。入学して実感したのは、業種も職歴も多様な学生がともに学ぶからこそ、どの科目でも教科書的な理解にとどまらず、実務的な議論を深められる環境のすばらしさです。専門科目の「エクイティ・インベストメント」では、証券投資理論について、単に公式を暗記するのではなく、成立の背景や導出方法も含めてアカデミックな観点から理解を深めることができました。企業データ分析の一連のプロセスを講義と演習を通じて体得できた専門科目も印象に残っています。勤務先では現在、IR業務と並行して中期経営計画策定のプロジェクトにも参画しています。WBSでファイナンスの体系的な知識や、企業のビジネスを定量的に分析するスキルに加え、SDGsやガバナンス、組織、マーケティングについても幅広く学んだことで、使えるツールが格段に増えた実感があります。自身の知見や強みをいかに実務に活かして貢献できるかを意識するようになったことも大きな変化です。働きながら学べる大学院としてWBSのファイナンス専修は間違いなくトップクラスだと思います。一人での学びでは難しい、さらなる高みへの到達を実現するためにも、向学心を持った学生たちが集う優れたlearning communityに身を置くことを強くおすすめします。体系的知識や分析スキルなどIR業務で実践的に活かせる多様なツールを獲得できた太田 甫さん 2021年3月修了2011年早稲田大学商学部卒業。日東紡績株式会社で事業管理、経理・財務、IR業務などを担当。2019年4月にWBSファイナンス専修に入学。竹原均教授の指導の下、統合報告書の有用性をテーマにプロジェクト研究論文を執筆し、2021年3月修了。同年4月より日本水産株式会社にて、主に株式投資家への情報発信を行うIR業務に従事している。アセットマネジメント業界に15年近く勤め、実務でファイナンスの知見を活用する機会が多いことから、自身の知識や経験をより高めることを目指してWBSに入学しました。仕事と並行して、平日の2日と土曜の履修を基本としています。上司が同じファイナンス専修の卒業生で、学業との両立に理解が深いことにも支えられています。WBSの特色である豊富な科目の選択肢の中でも、特にファイナンスの専門科目群は充実していると実感します。専門科目は、5科目のうち 3科目を履修することが推奨されていますが、私は5科目全てを履修しました。その分、課題などの負荷は大きくなるものの、ファイナンスの理論を体系立てて網羅的に学ぶことができています。実務では見えにくかった側面が、理論を通じて明確になることを何度も経験し、実務と理論の両面からの高い相乗効果の手応えがあります。これまでは仕事上で問題に直面した際に、焦りから表面的な対処法をとりがちでした。しかし、WBSで学びを積み重ねてきた今、落ち着いて目の前の問題に向き合い、深く考えた上で解決を図る習慣がつきました。知識の幅が広がり、解決に至るまでのスピードも向上したと感じます。変化の激しい市場環境において、資産運用のさまざまな手法や商品を取り扱い、投資家に理論立てて説明する上で、WBSで培った知識や経験は今後のキャリアの糧になると思います。業界を牽引できるビジネスパーソンを目指し、積極的に新しい挑戦をしたいと考えています。専門科目群を通して培った体系的かつ網羅的な学びを今後のキャリアの糧に池田 拓郎さん 2020年4月入学2006年大阪市立大学経済学部卒業。信託銀行、ブルームバーグを経て、SOMPOアセットマネジメント株式会社に入社。株式や債券、デリバティブなど、各種の資産運用の手法・商品を取り扱う。2020年4月にWBSに入学。鈴木一功教授の指導の下、コーポレート ファイナンスの観点におけるESGやSDGsをテーマに、計量的 分析を交えた研究を進めプロジェクト研究論文に取り組んでいる。在学生29夜間主プロフェッショナル ファイナンス専修

元のページ  ../index.html#29

このブックを見る