経営管理研究科
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 ビジネススクールへの入学を決めたのは、ベネッセコーポレーション での25年のキャリアを活かして、学校経営という新たなフィールドに挑戦を志したことがきっかけでした。これまで積み上げてきた経験を俯瞰的に整理し、まったく新しい環境でもきちんと通用する力を自分に備えたいと考えたのです。働きながら学べることや、通いやすい立地、 何よりアカデミックから実務まで層の厚い教授陣に惹かれてWBSのマネジメント専修を選びました。2年間の学びを終えた2017年4月 から、都内の私立女子校で校長を務めています。 振り返ると、新しいキャリアに踏み出そうとする人生の岐路にあって、 相談できる恩師や仲間に出会えたことはWBSで得たかけがえのない財産です。内田和成教授のゼミでは、既存のビジネスモデルにひとひねりを加えることで新たな価値を創出し得ることを学びました。「知恵を出すことでいくらでも面白くできる」という教えは、学校経営に臨む私自身の行動指針になっています。また、大手企業などで実際に経営に携わるゲストから経験談を聞く機会も多くあり、そのときの講義ノート は今も折に触れて読み返し、勇気をもらっています。 未来を予測しづらい現代だからこそ、変化に対応できる能力を磨くために、社会人が企業と大学とを行き来して学ぶことは必然になっていくのではないでしょうか。迷っているのであれば、これからの人生で一番若い今のタイミングで、ぜひ挑戦してほしいと思います。 株式会社ファミリアの複数ある創業家の1つと私の家系とが神戸で昔から親交を持つ縁もあり、2005年に経営幹部候補として中途入社し、各部署で経験を積んできました。人事を担当していた昨年、合同企業説明会などで大学を訪れる機会が増え、キャンパスでふと目にしたパンフレットでMBAプログラムに関心を持ちました。かねてからファミリービジネスの事業承継や、社内新規事業に関する知識を身につける必要性を感じていたことから、両分野を熟知された長谷川博和教授の元でぜひ学びたいと考えてWBSのマネジメント専修を志望しました。 事業承継を専門的に学べるビジネススクールは少なく、ましてや実地や独学で習得することは難しい分野だと感じます。だからこそ、長谷川先生をはじめ、実務で事業承継の案件を多く扱って来られた先生方々から直接学べるWBSの環境は貴重です。ゼミや日英両言語と使う授業などを通して、ファミリービジネスに従事するさまざまな業種や国籍の学生とも交流を深め、抱える悩みや課題は共通していることを知りました。社内にいると気付きにくい自社の強みや課題を改めて捉え直す機会にもなり、多様な学生が世界中から集うWBSで学ぶ価値を実感しています。 この先、100年企業を目指して次世代にブランドの精神を伝えていく上で、WBSでの経験や人脈は大きな支えになるはずです。今後は、若手社員たちがMBAプログラムなどに挑戦しやすい環境づくりにも力を入れ、社外での学びを後押ししていきたいと考えています。変化が激しい現代こそ実務と座学を行き来しながら学び続けることが必然に業種や国籍の違いを超えてファミリービジネスの課題を共有し学び合える環境が貴重成島 由美さん 2017年3月修了1992年東京女子大学文理学部卒業。株式会社福武書店(現・ 株式会社ベネッセコーポレーション)に入社。2005年に社内 最年少の35歳で執行役員に就く。グループ会社取締役などを 経て、在職25 年の節目で新たなキャリアの挑戦につなげるためにWBSに入学。修了後の2017年4月に大妻中学高等学校校長に就任。ベネッセコーポレーション顧問を兼任。修了生林 良一さん 2018年4月入学1998年大阪大学経済学部卒業。電力会社に2年間勤務した後、 退職してベルギーに渡り、大学研究機関で環境経済学分野の研究 に取り組む。帰国後の2005年に株式会社ファミリアに経営幹部 候補として中途入社。大阪の直営店勤務や神戸本社での商品 企画や生産管理業務などを経験し、2年前に東京オフィスへ異動。総務人事責任者を経て、現在はサポート本部取締役本部長。在学生25夜間主プロフェッショナル マネジメント専修

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