経営管理研究科
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履修モデル必修コア科目(7科目)に加え、ファイナンス専修では、以下の5科目のうち3科目を履修することを推奨しています。ファイナンスモジュール専門科目コーポレート・ファイナンスエクイティ・インベストメント企業データ分析債券インベストメントデリバティブ CASE 1 コーポレート・ファイナンスを中心に学びたいコーポレート・ファイナンスでは、企業の血液ともいえるお金(キャッシュフロー)の価値を、リスクとの関係からひもとき、企業の資金調達や投資、資本・配当政策に関する意思決定、M&Aにおける価値評価などの理論と実務との関係を学びます。経済活動がグローバル化する中、企業の財務関係者はもちろんのこと、経営・事業の企画部門で活躍する上でも不可欠の知識になっています。 想定される職種  事業会社:財務部門、経営企画部門、事業企画部門 選択科目 コーポレート・ガバナンス、CFOの役割と課題、事業再生、M&A、M&Aと企業価値評価 など CASE 2 インベストメントを中心に学びたい英語の”Investment“の意味そのもので、今日の時点での資金を将来のリターンの獲得を目的として投資対象資産に配分することが「投資」ですが、 大切なことはリターン追求と同時にリスクをコントロールしなければならないことです。このため国内外の株式、債券などの主要な投資対象の評価のための理論・モデルの学習に加えて、統計学や計量経済学の基礎を固めることも必要になります。 想定される職種  金融機関:ファンドマネージャー、証券アナリスト、ストラテジスト 選択科目  アセットアロケーション、株式ポートフォリオ運用、年金マネジメント、ヘッジファンド、マーケットマイクロストラクチャー、ファイナンスのための計量分析 など CASE 4 金融システムを中心に学びたい金融システムは、貯蓄と投資を結び付け、経済活動に必要なリスクと資金を配分する仕組みであり、実体経済を支えるインフラです。金融システムが円滑に機能するためには、市場や金融サービス産業は絶えず実体経済の変化に対応して変貌と進化を続ける必要があります。金融システムを理解することは、金融機関のみならず資金調達や運用にかかわる企業サイドの実務家にとって不可欠です。 想定される職種  事業会社: 財務部門、経営企画部門金融機関:銀行部門、証券部門、運用部門 選択科目  金融機関マネジメント、金融ビジネスとシステムデザイン、コーポレート・ガバナンス、国際金融論、マクロ経済学の基礎 など CASE 3 数量分析や最新の金融工学を中心に学びたい金融ビジネスでは、低金利環境のもとでより一層のリスクテイクを余儀なくされており、その管理が重要課題となっています。本分野では、リスクを確率・統計等を用いて定量的に把握し、デリバティブ等最新の金融工学を駆使してテイク・コントロールする技法を学びます。これらの知識は、金利、為替、株式、不動産等運用成果や貸出先の倒産確率の管理から仕組商品の開発に至るまで幅広く応用されています。学習のハードルは高いですが、金融工学の専門家として活躍できる分野でもあります。 想定される職種  金融機関:融資・資産運用のリスク管理部門、ALM部門等 選択科目  計量経済学、ファイナンスのための数学基礎、ファイナンスのための確率過程、ファイナンスのための確率統計、ファイナンスのための計量分析、中級ファイナンス、アセットプライシング、Asset Management、株式ポートフォリオ運用、ヘッジファンド戦略、デリバティブモデリング、金利デリバティブ原理とクレジットリスク、金融商品戦略と事業リスク管理、不動産金融工学 など CASE 5 不動産とプロジェクト・ファイナンスを中心に学びたい当研究科のこの分野は、不動産、インフラストラクチャ―、およびプロジェクトのファイナンスに関する、日本で唯一かつアジアでトップランクの学びが可能です。不動産は今や世界の市場ポートフォリオの20%を占めるアセットクラスです。また、インフラストラクチャ―およびプロジェクトの市場はニッチではありますが急拡大しています。ファミリーオフィスからプロパティテックといった新しい分野についても学べます。 想定される職種  事業会社: 全部門金融機関:全部門 選択科目  不動産金融工学、不動産証券分析、不動産経済学、不動産とファイナンス、住宅とファイナンス、計量経済学 など27夜間主プロフェッショナル ファイナンス専修WASEDA BUSINESS SCHOOLGraduate School of Business and Finance, Waseda University

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