教職大学院
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修了認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー) 早稲田大学の総合性・独創性を生かし、体系的な教育課程と、全学的な教育環境と学生生活環境のもとに、多様な学問・文化・言語・価値観の交流を育み、地球社会に主体的に貢献できる人材を育成する。 教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院)では、学部等新卒者・民間経験者を対象として、「より優れた実践的指導力・行動力を備え、学校づくりの有力な一員となり得る人材」を育成するとともに、現職教員を対象として、「指導理論と高度の実践力・応用力を備え、学校における指導的役割を果たし得る人材」を育成する。修了者には、教職修士(専門職)を授与する。教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー) 教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院)は、「教員のキャリアに応じた臨床的教育能力と自己改善力の育成」「先人の知恵と先端的な学問的知識に裏打ちされた広い教養と確かな人間力の追求」「社会的連携能力の開発」という3つの基本理念を掲げ、その実現のため、「基本科目」と「学校における実習」、「分野別選択科目」、「共通選択科目」の4種類の科目群でカリキュラムを構成している。 「基本科目」では高度な専門性を有する教員に共通に求められる内容について学び、「学校における実習」は大学院での授業と関連付けながら、省察によって、理論と実践の往還を実現する科目となっている。「分野別選択科目」では、「基本科目」で学習した内容をさらに発展させ自らの得意分野の形成や教職キャリアに応じた探究を行い、実践的力量の形成を行う。さらに、「共通選択科目」では、広い教養と豊かな人間力を形成することを目的として総合大学としての強みを活かした授業科目を配置している。いずれの授業においても、事例研究など実際に即した学習方法を用いて、主体的に課題を解決していける高度専門職業人としての能力を育成する。入学者受入方針(アドミッション・ポリシー) 早稲田大学では、『学問の独立』の教育理念のもとで、一定の高い基礎学力を持ち、かつ知的好奇心が旺盛で、本学の理念である進取の精神に富む、勉学意欲の高い学生を多数迎え入れる。 教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院)では、次の二つのタイプの教員の養成を目的としている。①より優れた実践的指導力・行動力を備え、学校づくりの有力な一員となり得る新人教員②指導理論と高度の実践力・応用力を備え、学校における指導的役割を果たし得るスクールリーダー それぞれの教員像に必要な基本的な知識・コミュニケーション力が前提となる。 これに加えて、教職への高い意欲を有すること、適切な履修プランが立てられること、修了後の現実的なキャリア・プランが立てられることを条件とする。教職大学院の基本理念と3つの方針 早稲田大学教職大学院は、修了認定・学位授与に関する方針、教育課程の編成・実施の方針、入学者受入方針を次のように定めています。高度な理論と実践力を兼ね備えた学校教育のリーダーの養成をめざす 本学では、教員養成の中心を担ってきた教育学部及びそれを基盤に開設された教育学研究科において、教育学の諸分野に関する教育研究と諸教科に関する教科教育学・教科内容学に関する教育研究を行い、多くの教員を輩出してきました。教職大学院の誕生に合わせ、次の3つの基本理念を掲げ、教員養成により特化した教育を展開しています。教員のキャリアに応じた臨床的教育能力と自己改善力の育成 臨床的教育能力とは、深い人間理解に必要な学問的知識と実践経験を統合し、状況に対処できる力と考えます。教育現場において、自己の経験を理論的に整理しつつ、絶えず向上・改善を図っていくことができる力を育成します。先人の知恵と先端的な学問的知識に裏打ちされた広い教養と確かな人間力の追求 伝統的な文化とそこに息づく生活を理解するとともに、人間と社会について深く洞察し、多視的な見地から多面的な思考のできる力を追求し、身につけます。社会的連携能力の開発 保護者や地域住民、同僚教員、専門家や専門機関とコミュニケーションをとり、連携・協力できる力を身につけ、人間としての温かみを忘れることなく、学校や地域における教育課題の解決に「進取の精神」をもって当たることのできるリーダーを育成します。◆基本理念◆3つの方針123教職大学院の基本理念と3つの方針Graduate School of Education, Specialization in Advanced Teacher Training04

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