教職大学院
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02◆概要設置の背景と概要 「大学における教員養成」と「開放制の教員養成」という2大原則に立つ戦後の教員養成制度の下で、早稲田大学はわが国の学校教育を支える教員の養成に大きく寄与してきました。教員免許状取得者は2017年度495名、2016年度教員採用試験の合格者は、公立の小学校、中学校、高等学校を合わせると230名となっており、私立学校では、専任教員73名、非常勤講師25名にのぼります。 近年、教育を取り巻く社会的状況の変化に伴い、学校教育や教員のあり方についてさまざまな課題が指摘されており、これらの諸課題に対応することのできる、豊かな社会性や人間性を備え、かつ高度な専門性を有する教員の養成が急務となっています。実践的な指導力を有する新人教員が必要とされていますし、現職の教員にはさらに高度な専門性が求められるようになっています。 教職大学院では、本学のこれまでの教員養成と教育研究の実績を活かしながら、専門職大学院という制度の下で、学校や教育委員会と連携協力して、質の高い教員の養成に努めます。今日の社会で求められている高度な資質・能力を有する教員を養成することを通じて、本学に期待されている社会的使命を果たしていきます。名   称 : 早稲田大学 大学院教育学研究科 高度教職実践専攻種   別 : 専門職学位課程(教職大学院)修業年限 : 2年(2年制コース)、1年(1年制コース)定   員 : 入学定員60名(2年制:45名、1年制※:15名) ※1年制コースへの入学は、学校における実習の一部が単位認定(実習免除)される必要があります。修了要件 : 標準修業年限以上在籍し、46単位以上を修得すること。学   位 : 教職修士(専門職)授業時間帯 : 月曜~土曜 9:00~21:25専修免許 : 修了時に、既得の免許状に応じて下記の専修免許状を取得できます。 ※教育職員免許法、同法施行規則改正のため教職課程再課程認定申請中。  ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。 ●小学校教諭専修免許状 ●中学校教諭専修免許状 (国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語) ●高等学校教諭専修免許状 (国語、地理歴史、公民、数学、理科、音楽、美術、保健体育、家庭、情報、工業、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語) なお、教員免許状(一種または専修免許、それに必要な教職課程単位既得)の未取得者の入学は認めていません。◆教育委員会等との連携協力 実習を行う連携協力校における教育実践研究をより充実していくため、現在、東京都教育委員会及び埼玉県教育委員会、神奈川県教育委員会と協定を交わし、学生の実習課題に直結した連携協力校の提供を可能にしています。今後、こうした協定を拡大するために各教育委員会との連携協力を進めています。設置の背景と概要Graduate School of Education, Specialization in Advanced Teacher Training

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