教職大学院
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18修了生の声在学生の声修了生・在学生の声社会を変革する教師をめざして●私立中高一貫校 教諭植草 穂乃花 うえくさ ほのか2年制コース(2018年3月修了) 大学時代の教育実習でお世話になった指導担当の先生が教職大学院のご出身で、その指導力の高さに憧れて進学を決めました。 実際に入学してみると、最先端の多様な理論を学ぶ場と2年間の学校臨床実習を中心とした実践の機会が豊富にあり、理論と実践の往還を通して指導力を高めることができました。 また、早稲田の教職大学院の特色として、異校種・他教科の学生と共にグループワーク中心の講義で共に学ぶことで視野を広げたり、大学院の他の専攻の講義を聴講して教科の専門性も高めたりすることができます。海外研修に参加する機会もあり、私も在学中に2回参加し、現地の大学の講義や学校視察を通して、教師としての引き出しを増やすことができたと感じています。 2年間を通して学んだことを生かして、次世代を担う生徒たちと真剣に向き合い、社会に貢献していきたいと考えています。 子供たちの成長に関わることができる教師という仕事は本当に素晴らしい仕事で、私自身懸命に取り組んできました。けれど、忙しい毎日の中で日々の実践を振り返る余裕もなく、次々と求められる新たな教育課題に対し、十分に対応することができていないのではないかという焦りを感じていたのも事実です。教員人生が残り半分となった今、一度立ち止まってこれまでの歩みを振り返ってみたい。確かな理論を学び、教師として成長したいと切実に考えるようになったのが、教職大学院進学を決めたきっかけでした。 実際に入学してみると、先生方の圧倒的な知識・理論を目の当たりにし、これまでの教師としての常識を覆される瞬間の連続でした。また、ストレートマスターや日本各地から集まった現職教員と知り合う中で、様々な実践や考えがあることを知り、広い視野を得ることができました。早稲田大学には、学ぶための素晴らしい環境・仲間がいます。現職教員の皆さんにこそ、ぜひ挑戦していただきたいと思います。 学部時代は歴史について学び、教育実習は授業を中心に行いました。その中で、教えることの難しさを知り、力量不足を感じたことから、教育に関する理論を学ぶとともに実践経験を積む必要があると考え、教職大学院への進学を決意しました。 教職大学院には、授業設計、カウンセリングの技法、学校経営など、様々な分野の講義があります。理論を学ぶことで、教育課題について多角的な視点で考えることができるようになります。また、異校種・他教科の学生とのグループワークや討論を通じて、新たな視点や自分とは異なる見方を知り、視野が広がったと感じます。学校臨床実習では、教科指導や生徒指導に関する自己の課題を見つけるとともに、校務分掌を通じて教員の業務や学校組織についての理解を深めていきます。 「自分の視野を広げたい」、「もっと成長したい」と思っている人にとって、教職大学院はとても魅力的な環境です。教員を志す皆さん、教職大学院で新たなチャレンジをしてみませんか。 私が教職大学院へ進学した理由は、学校教育に関する理論的なものと、実践的なものの両方の学びを深めたいと思ったためです。学部の教育実習で授業を作ることの難しさを痛感し、その困難に耐えうる力が私には必要だと思ったことが、きっかけでした。 入学後に私が実感した大学院の特徴として、学校教育に対するいくつもの視点が、学びへの入り口として学生にひらかれていることがあげられます。また授業では、仲間との協働をはじめ、「学校臨床実習」など、学生それぞれが課題を設定・省察し、解決するために働きかける場が用意されています。私は、それらの環境を最大限に活用することによって、大学院入学以前には見えていなかった自らの課題に向き合うことができました。 教職大学院は、理論と実践の隙間を、具体的な行動や言葉で紡ぐ試みのための場だと思います。多様な校種・教科、考えをもつ学生が集うこの環境で、あなたも学びを深めてみませんか?修了生・在学生の声多様な考えが共存する環境で学ぶ●教員免許:英語(高等学校)梅津 遼太 うめづ りょうた2年制コース(2年生在籍)成長することのできる環境●教員免許:社会(中学校)、地理歴史・公民(高等学校)吉森 有希 よしもり ゆき2年制コース(2年生在籍)「教育とは何か」問い続けた一年●東京都公立小学校 教諭菊池 千恵 きくち ちえ1年制コース(2018年3月修了)Graduate School of Education, Specialization in Advanced Teacher Training

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