法務研究科
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24※この「地域優先枠」は、奨学金の優先支給、地域事務所等へのエクスターンシップの優先派遣 等を組み合わせたものであり、合否判定上の優先扱いがされるものではありません。地域の法科大学院の廃止等で法科大学院への進学機会が制限されかねない状況等に鑑み、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)以外の大学(学部)在学生・卒業生を対象に、法科大学院への挑戦を支援するために「地域優先枠」を設けます。さまざまな特性あるいは強い熱意から、法曹になることができれば、社会に大きく貢献し、また法曹の活躍する新しいフィールドを拓く可能性を秘めた人材は存在します。しかし、そうした人材は、必ずしも通常の法科大学院の選抜試験で評価される側面に長けているとは限りません。大きな潜在力を持ちながら、法科大学院適性試験を含めて、既存の基準に照らすと選抜の網の目からもれてしまう有為な人材を発掘し、法科大学院における学修機会を提供するのが、本入試の趣旨です。①地方出身あるいは地方で教育を受け、または法曹として地方におけるリーガル・サービスに貢献をしたいと強く希望している方。②女性の社会進出・男女共同参画の理念を推進する立場から、法曹の世界に挑戦をしたいと強く希望している女性の方。③法律以外の専門分野を学び、あるいは技能を有し、それを法曹の活動領域の拡大という観点から生かすことを強く希望している方。④社会人としての経験を有し、それを法曹の活動領域の拡大という観点から生かすことを強く希望している方。⑤外国で生活した経歴を有し(滞在年限は問わない)、その経験を法曹の活動領域の拡大という観点から生かすことを強く希望している方。本試験は、右記のような特性・熱意を評価する観点から、申述書(ステートメント)、推薦状、その他の能力証明の内容を積極的に評価します。また、面接を実施し、法曹の適性を審査します。1.稲門法曹奨学金に地域優先枠を設置首都圏以外の出身者でも経済的に安心して学べるよう、「地域優先枠」による入学者全員に対し「稲門法曹奨学金」を優先的に給付します。2.エクスターンシップにおける各地域への優先派遣早稲田で学びその成果を地域に還元する熱意を支援するため、入学後のエクスターンシップにおける各地域への派遣先について、優先的に派遣します。〈申請条件〉●最終卒業または卒業見込みの大学(学部)の所在地が、右の表①~⑥の地域ブロックに該当する者 *大学通信制教育課程出身者は、出願時点の居住地による(要 住民票等の提出)●本研究科一般入学者選抜試験(夏入試)の法学既修者試験に出願する者●入学年の3月末で大学(学部)卒業見込み(含 飛び入学)または大学(学部)卒業後2年以内の者●早稲田大学大学院法務研究科「地域優先枠」制度概要本入試の趣旨地域優先枠学部3年次生特別入試枠■地域ブロック別採用人数地域ブロック名人数①北海道・東北ブロック  北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県4名②北関東ブロック  茨城県・栃木県・群馬県1名③中部・北陸ブロック  新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県3名④近畿ブロック  三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県1名⑤中国・四国ブロック  鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県3名⑥九州ブロック  福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県3名15名合計出願書類一般入試の出願書類に加え、以下を必須とします。●所属大学の教員(ゼミ担当教員、授業科目担当教員等)からの推薦状●「学部3年次生特別入試枠」申述課題面接試験●出願書類に基づいて概ね15分程度の個別面接を実施し、法曹としての適性を審査します。法学既修者認定試験●法学既修者認定試験(夏)は一般入学者選抜試験の法学既修者試験で代用します。●法学既修者認定試験(冬)は2019年1月12日㈯に実施します。「学部3年次生特別入試枠」の合格者で、法学既修者認定試験(夏)で認定されなかった者は受験することができます。2019年度入試概要※地域ブロック毎の採用人数は目安であり、入学者選抜状況等に応じて多少の増減があります。学部3年次の出願者を対象として、20~30名を採用する「学部3年次生特別入試枠」を設け、優先的に奨学金を給付しています。この入試は教場試験を行わず、書類選考および面接試験で特別枠の合否を判定しています。この判定では未修としての入学を認めることになります。既修入学を希望する者には、法学既修者認定試験を受験する機会があり、認定された場合は既修入学ができ、「特進コース」のカリキュラムを受けることになります。既修入学を希望しない者は通常の未修コースとなります。

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