社会科学研究科/GSSS
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社会科学研究科の構成■大学院社会科学研究科の構成基礎社会科学研究複雑化した諸問題に対する多次元的な総合的アプローチを試み、複雑さを増している現実からの問いかけに対して、この問題領域での新しい理論構築を試みることを研究課題としています。国際社会研究従来、国家間の関係に力点がおかれてきた「国際社会研究」を、よりグローバルな視点に転換させる試みであり、理論研究および生活実践の場を地球共同体に求め、地球という超広域的視座からトータルな社会研究を推進します。地域研究経済、政治、福祉といった領域で、いま新しい展開を見せ始めた地域を対象として、トランス・ナショナルな視点から、国家間の関係と国家と地域との新たな関係のあり方を研究します。現代日本学研究「現代日本」を人文科学と社会科学の視角から総合的にとらえることによって、「現代日本学」の構築を目指し、広く「日本」を発信できる研究者と専門家を育成します。公共政策研究現代社会の公共領域における政策形成のあり方、政策主体、具体的な政策手段について研究。政策形成、行政組織、医療福祉、財政過程、市民生活の基本ルールとしての道路交通法などへの接近を試みます。市民社会研究市民社会の法的側面と政治的側面を再検討し、基本的には、市民生活における制度のあり方を考察することにより、世論の合意形成と政策手段について理論的、制度的側面から研究を行います。人的資源エンパワメント研究グローバル化の時代に、企業はもとより地方自治体やNPOなどの団体・組織も含めて、構成員の採用・配置・育成およびアウトソーシング等の問題に取り組まざるをえない状況にある。できるだけ地域に根ざした具体的事例を踏まえつつ、幅広く問題の分析に当たります。都市社会・計画デザイン研究成熟社会の都市社会・計画デザインは、都市・地域の社会・文化・環境的な社会システムの再構築が課題です。学際的実践的な研究指導により都市・地域政策、地域経営やまちづくりの現場における社会的意思決定の専門家、理論的な枠組みを持った実務家を養成します。現代経営・企業研究企業をとりまくさまざまな利害関係を研究対象として、そこに生起している具体的な諸問題に接近し、問題解決の方法を探究しながら、経営に対する政策提言を引き出す研究を行います。※「福祉社会・政策デザイン研究」および「サスティナビリティ学研究」は、「地球社会論専攻」と「政策科学論専攻」に横断的に設置されている研究分野です。地球社会論専攻政策科学論専攻福祉社会・政策デザイン研究21世紀の課題は「福祉社会の再構築」です。理論的、実践的観点から、国際比較研究を基礎として、福祉社会の再構築のための政策・制度づくりの実際について研究し、現場感覚を持った研究者・理論的視点を持った実務家を養成します。この分野では、所属教員による集団指導をベースにした学際的研究指導を行います。サスティナビリティ学研究サスティナビリティは現在の環境部門におけるキーワードです。明日の環境問題解決のための提言を、理論的、実証的、学際的に行うことができる人材の育成を目指し、幅広い(自然科学、社会科学的)バックグランドを持つ教員が集団指導を行います。また必要に応じて分野外の教員とも連携をとります。6

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