文学研究科シラバス2021
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科目名中国古典文学1李善注文選会読担当者名福井辰彦日本語日本文学コース2単位春学期火曜日4時限1年以上―――授業概要李善注文選を会読し、訓読を含めた漢文読解能力と、中国古典籍を中心とした文献調査・資料操作の技術を訓練する。どの作品を読むかは、受講生の希望により決定する。授業では、作品および注を受講生全員で訓読・口語訳してゆく。また、毎回担当者を決め、注に引用された詩文について、原典に当たって確認し、読解することを課す。授業の到達目標・文選の成立・内容・諸本等について把握し、和漢いずれにおいても重要な書物であることを理解する。・漢文を訓読することの意義と重要性を理解する。・漢文を読解し、訓読・口語訳する能力を身につける。・出典調査を通じて、中国古典籍についての知見を広げ、文献調査の能力を高める。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%主に以下の点に着目し、評価を行う。・会読における訓読・口語訳の出来。・難解箇所などについての議論における取り組みや発言。・担当箇所の資料および発表の出来。その他0%備考・関連URL諸連絡、資料の事前共有・修正などにMoodleを利用するので、受講者は必ず登録をしておくこと。また、第1回授業までに、どの作品(もしくは作者、ジャンル)を読みたいか、考えておくこと。科目名中国古典文学2李善注文選会読担当者名福井辰彦日本語日本文学コース2単位秋学期火曜日4時限1年以上―――授業概要春学期に引き続き、李善注文選を会読する。訓読を含めた漢文読解能力と、中国古典籍を中心とした文献調査・資料操作の技術を訓練する。どの作品を読むかは、受講生の希望により決定する。授業では、作品および注を受講生全員で訓読・口語訳してゆく。また、毎回担当者を決め、注に引用された詩文について、原典に当たって確認し、読解することを課す。授業の到達目標・文選の成立・内容・諸本等について把握し、和漢いずれにおいても重要な書物であることを理解する。・漢文を訓読することの意義と重要性を理解する。・漢文を読解し、訓読・口語訳する能力を身につける。・出典調査を通じて、中国古典籍についての知見を広げ、文献調査の能力を高める。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%主に以下の点に着目し、評価を行う。・会読における訓読・口語訳の出来。・難解箇所などについての議論における取り組みや発言。・担当箇所の資料および発表の出来。その他0%備考・関連URL諸連絡、資料の事前共有・修正などにMoodleを利用するので、受講者は必ず登録をしておくこと。また、第1回授業までに、どの作品(もしくは作者、ジャンル)を読みたいか、考えておくこと。科目名文献研究1文献学を中心に担当者名博士(文学)総合研究大学院大久保木秀夫日本語日本文学コース2単位春学期金曜日5時限1年以上―――授業概要日本古典文学は、かつては写本や版本といった古典籍に書写・印刷され、読まれ、伝えられてきた。従って、日本古典文学研究に際しては、古典籍そのものに関する知識と、取り扱いの技術を身につけることが不可欠である。それら古典籍の、特に形態に関する学問が書誌学(形態書誌学)であり、また本文に関する学問が文献学である。本講義では、日本古典文学に関わる原本資料の翻刻・校合・校訂作業を行っていくことによって、文献学を活用した日本古典文学研究の方法と意義を学んでいくこととする。その過程で当然、くずし字を解読する練習も積み重ねていくこととなる。具体例としては、中世までの和歌・物語などに関する写本・版本・古筆切(こひつぎれ、写本を観賞用に分割したもの)を中心に取り上げていく予定であるが、また受講生の専門分野に応じて、臨機応変に対処していきたい。なお受講生に、授業テーマに即した個別発表を行ってもらう場合もある。日本語日本文学コース―103―

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