文学研究科シラバス2021
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・先行研究の精読方法を身に付ける。・自分の研究課題を観察する枠組みを構築する。・修士論文執筆の基礎的方法論を身につける。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点100%授業への参加状況から評価する。その他0%なし備考・関連URL★すべての授業をオンデマンド配信方式と講義資料・課題提示方式で実施します。科目名社会学演習7-1共生教育社会学研究担当者名博士(文学)早大岡本智周社会学コース2単位春学期月曜日4時限1年以上―――授業概要教育社会学・共生社会学・歴史社会学・ナショナリズム研究・社会意識研究の各領域に亘る国民国家論・共生社会論を検討し、社会システムの構造転換について考究する。そのために、社会学における再帰的近代化論を学び、個人と社会の関係および教育の社会化機能の諸相の変化を理解する。授業は文献講読によって進める。履修者が探究する主題に関係させつつ、順に発表し討議しあうことで学修を深め、新たな調査の実行と研究論文の執筆を支援する。2021年度春学期はとくに、マイケル・サンデルのTheTyrannyofMerit:WhythePromiseofMovingUpIsPullingAmericaApartの読解を通して、社会的分断の原因になり得るメリトクラシーという社会体制の検討を行いたい。授業の到達目標共生が社会的に要請されるようになったことの背景を、近代社会の近代化という観点から整理し理解することを目標とする。問いを立て、考察に必要な情報を収集・分析し、自らの議論を組みあげていくために必要な社会学の視点と方法を得る。成績評価方法授業での発表の内容(50%)、討論の内容(20%)、課題への取り組み方およびその達成度(30%)、ならびに出席状況を総合して評価する。科目名社会学演習7-2共生教育社会学研究担当者名博士(文学)早大岡本智周社会学コース2単位秋学期月曜日4時限1年以上―――授業概要教育社会学・共生社会学・歴史社会学・ナショナリズム研究・社会意識研究の各領域に亘る国民国家論・共生社会論を検討し、社会システムの構造転換について考究する。そのために、社会学における再帰的近代化論を学び、個人と社会の関係および教育の社会化機能の諸相の変化を理解する。授業は文献講読によって進める。履修者が探究する主題に関係させつつ、順に発表し討議しあうことで学修を深め、新たな調査の実行と研究論文の執筆を支援する。また2021年度には、2020年度に早稲田大学共生教育社会学研究室が実施したコロナ禍のなかの社会意識調査から得られたデータを用いて、受講者各人の社会に向けた問いを分析・考察する活動も行いたい。授業の到達目標共生が社会的に要請されるようになったことの背景を、近代社会の近代化という観点から整理し理解することを目標とする。問いを立て、考察に必要な情報を収集・分析し、自らの議論を組みあげていくために必要な社会学の視点と方法を得る。成績評価方法授業での発表の内容(50%)、討論の内容(20%)、課題への取り組み方およびその達成度(30%)、ならびに出席状況を総合して評価する。科目名社会学演習8-1近代日本における人生の物語の生成と変容(1)担当者名大久保孝治社会学コース2単位春学期木曜日3時限1年以上―――授業概要個人が自分の人生を物語るときに参照される人生の物語の型(文化的なパターン)というものが存在する。その主要なものは成功の物語と幸福の物語である。この2つの型を中心にして、近代日本において人生の物語がどのように生成し、そして変容していったのかを考察する。具体的には岩波書店の、近代日本文化論(全11巻)所収の論文を読んでいく。授業の到達目標社会の変動と人生の物語の生成・変容の関連性を理解し、今後の変化の方向について予見する。成績評価方法試験0%なしレポート50%期末レポートが既存の研究をリサーチした上でオリジナリティのあるものかどうか。平常点50%毎回の授業に出席し、担当の文献の内容紹介をきちんとおこなえたかどうか。その他0%なし備考・関連URL基本的に研究室で行うが、コロナの状況によってはオンラインに切り替えることもある。社会学コース―69―

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