文学研究科シラバス2021
415/425

科目名文化財行政学特論埋蔵文化財保護の制度と行政担当者名博士(文学)早大御堂島正考古調査士関連科目2単位秋学期土曜日2時限1年以上―――授業概要わが国における埋蔵文化財保護の制度と行政実務について解説する。また埋蔵文化財に関する諸課題を取り上げて議論する。受講生には、授業の中で講師が示す課題についてレポートの提出と発表を求める。授業の到達目標地方公共団体等の文化財専門職員として必要な文化財保護制度と行政実務の基本的理解とともに、埋蔵文化財行政における諸課題を考えることを通して、より深い知識と課題認識をもつことができる。成績評価方法試験0%レポート70%授業時間中に示す課題について、レポートの提出を求める(3回程度)。後の授業でレポートの内容について発表してもらうこともある。課題に関する理解度、内容の論理性などを評価する。平常点30%授業に対する取り組み姿勢などを評価する。その他0%備考・関連URLリアルタイム配信(Zoom)による授業(一部資料提示による授業を併用)科目名文化財の保存と活用特論さまざまな視点や立場から文化財保護と活用を考える担当者名品川欣也他/亀田直美/中門亮太/和田浩考古調査士関連科目2単位秋学期土曜日3時限1年以上―――授業概要講義は、さまざまな視点や立場から進められている文化財の保存と活用の具体例を紹介し、文化財の保護活動について理解を深めていきたい。品川は、博物館の歴史、指定制度の変遷、環境保存や修復、展示のなりたちという視点から講義をし、博物館における文化財保護と活用を進め方について紹介する。中門は、行政的な制度や仕組みを踏まえた上で、埋蔵文化財の保存と活用の在り方について、実例をもとに紹介する。和田は保存科学の観点から、展示活用における文化財保存技術や動産文化財の保存活用について校外実習を含めた講義を展開する。亀田は、埋蔵文化財と現代社会のとの関係、地域社会の中での埋蔵文化財の役割と課題を考える。授業の到達目標文化財(埋蔵文化財)の保存と活用を学び、考古学と社会の関係について理解を深める。成績評価方法試験0%該当なしレポート50%レポートの提出とその内容、ならびにレポートをもとにした講義や討論への参加・貢献を評価します。平常点50%授業への参加・貢献を評価します。その他0%該当なし備考・関連URL第1〜4回品川:リアルタイム配信第5〜8回中門:資料提示第9〜12回和田:オンデマンド第13〜15回亀田:リアルタイム配信*講義形態については通信環境などの影響で変更する場合あります。その場合はあらかじめ担当教員より受講者に連絡を入れさせていただきます。科目名考古学特殊研究担当者名博士(文学)早大中門亮太考古調査士関連科目2単位秋学期土曜日5時限1年以上―――授業概要近年の研究により、縄文文化は日本全域で単一の文化であったのではなく、各地の豊かな生態系・自然に適応した、いくつかの地域文化圏が存在していたと考えられている。本講義では、その中でも土器の出現期から晩期まで約1万5000年にわたり集落が出現・展開・発展した東北地方の縄文時代を中心に紹介する。また、文化財行政における専門職員の役割は、単に発掘・報告をすれば良いだけではなく、専門的知識に基づき調査成果等を地域の歴史の中で位置付けていくことが重要である。本科目は考古調査士資格科目でもあることから、地域研究としての縄文時代研究の事例も紹介する。授業の到達目標本研究で取り上げるは主に東北地方の縄文時代であるが、地域文化の捉え方、地域研究という視点などを自身の研究分野にフィードバックしてほしい。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点100%出席状況、受講態度、何度か意見交換を行うのでその際の取組状況等に基づいて判断する。その他0%発掘調査等への参加による欠席については考慮する。備考・関連URL授業は基本的に対面で行います(新型コロナウイルス感染症や教室の状況等によってはzoomによるリアルタイム配信)。調査等で教場出席ができないとわかっている日があれば事前に連絡をしてください。考古調査士関連科目―449―

元のページ  ../index.html#415

このブックを見る