文学研究科シラバス2021
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科目名人類学特論2文化人類学の視座:民族誌を読む担当者名博士(文学)東北大松本尚之共通授業科目2単位秋学期金曜日4時限1年以上―――授業概要本講義では、今日の文化人類学の諸関心について、アフリカ地域をフィールドとした代表的な民族誌の輪読を通じて検討します。民族誌(エスノグラフィー)とは、文化人類学や社会学における研究手法であり、その成果物を指します。もともとは特定の民族や社会集団の文化を体系的に記述した文書を指しましたが、現在では幅広い領域、対象に対し用いられています。講義では、今日のアフリカ諸社会をめぐる研究動向について概括するとともに、近年研究関心がますます多様化する文化人類学の理論的展開について、アフリカ地域を事例として学ぶことが目的です。さらに、フィールドワークにもとづき記述されたモノグラフを購読することで、調査から論文執筆に至る研究過程について考えていきます。授業の到達目標アフリカ地域の諸研究の購読を通して、文化人類学における近年の諸議論の基本的な知識を習得します。加えて、民族誌の購読を通して、フィールドデータの分析の仕方、論文の書き方について学んで欲しいと思います。成績評価方法各講義での発表と討論への参加度をもとに評価します。科目名金石文特論1担当者名徳泉さち共通授業科目2単位春学期金曜日4時限1年以上―――授業概要金石文とは、金属や石に文字や画像を鋳込んだり、刻したりしたもの、およびそれを拓本にとったもののことを指します。この授業では、中国の書の歴史に沿いながら、各時代の金石文について概観していきます。金石文があらわされた媒体は多岐に渡ります。たとえば、青銅器や鏡、印や瓦磚、石碑や墓誌などが挙げられるでしょう。それら、そのものの形式や意匠にも着目し、なぜそこに文字が表されなければならなかったのか、そして、その文字はどのような様式であるのか、拓本資料や実物資料を実際にみながら考えてみたいと思います。授業の到達目標金石文とはどのようなものであり、それが東アジアの文化においてどのような意味を持っているのか理解する。また、受講者それぞれの興味関心に引きつけて、自身の研究に活用していける力を養う。成績評価方法試験0%レポート40%講義の内容をヒントに自分が課題とした対象についてレポートを作成し、その内容を評価する。平常点60%授業に対する取り組みの姿勢や出席等についてみていく。その他0%備考・関連URL開講期間に開催される博物館、美術館の展覧会の見学などを授業の一環として行う可能性があります。また、受講者の興味関心により計画の変更が生じる可能性もあります。科目名金石文特論2担当者名徳泉さち共通授業科目2単位秋学期金曜日4時限1年以上―――授業概要金石文とは、金属や石に文字や画像を鋳込んだり、刻したりしたもの、およびそれを拓本にとったもののことを指します。この授業では、中国の書の歴史に沿いながら、各時代の金石文について概観していきます。金石文があらわされた媒体は多岐に渡ります。たとえば、青銅器や鏡、印や瓦磚、石碑や墓誌などが挙げられるでしょう。それら、そのものの形式や意匠にも着目し、なぜそこに文字が表されなければならなかったのか、そして、その文字はどのような様式であるのか、拓本資料や実物資料を実際にみながら考えてみたいと思います。授業の到達目標金石文とはどのようなものであり、それが東アジアの文化にとってどのような意味を持っているのか理解する。また、受講者それぞれの興味関心に引きつけて、自身の研究に活用していける力を養う。成績評価方法試験0%レポート40%講義の内容をヒントに自分が課題とした対象についてレポートを作成し、その内容を評価する。平常点60%授業に対する取り組みの姿勢や出席等についてみていく。その他0%備考・関連URL開講期間に開催される博物館、美術館の展覧会の見学などを授業の一環として行う可能性があります。また、受講者の興味関心により計画の変更が生じる可能性もあります。科目名地理学特論1平野の地形と環境変化(1)担当者名博士(理学)都立大久保純子共通授業科目2単位春学期水曜日2時限1年以上―――授業概要平野の地形、先史・歴史時代の環境復元などを中心に、受講生の専門分野を考慮しながら、関連するテーマの文献輪読、研究共通科目︵講義︶―370―

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